古事記の宇宙

目次
1。高天原(たかあまはら)
2.天之御中主(宇宙の統一主宰神)
3.皇祖神
4.天地火水の四神
5.創造二神(いざなぎ、いざなみの神)
6.三貴神(天照皇大神、素戔嗚尊、月読尊)の誕生。
7.三種の神器(五百箇御統勾玉、八咫鏡、草薙剣)

1.高天原(天地創生)

古事記には次のような話があります。

宇宙の最初には高天原という清らかで明るい意識(法界)がありました。
虚空清浄な意識(法界)です。自性清浄心です。晴明一心です。
元初に晴明な意識ありき。
その意識から最初の神様がうまれました。

その元(はじめ)に生まれた神様は天之御中主神でした。(元神)
天之御中主神は、ス、ス、スと呼吸をしていました。

意識の次に、呼吸があったのです。呼吸がゆらぎを生んだのです。
そして、この神様から、次の神様が産まれ、次々と神様が産まれていくのです。

2.皇祖神
吸う息は高皇産霊(たかみむすび)神、陽神(内聚左旋の力、智恵)となり、
吐く息は神皇産霊(かみみうすび)神、陰神(外転右旋の力、慈悲
)となりました。
皇祖神です。
この三柱の神は、みな独り神となりまして、身を隠したまいき。
最初に晴明な意識の覚醒があり、続いて呼吸が起きたのです。

3.天地4柱の神
その宇宙がまだ幼く、あたかもクラゲがゆらゆらと閉じたり開いたりするかの如く、法海に漂うように揺らいでいるときに、葦芽のごとくに、萌(も)え、騰(あが)るものによりてなれる神の名は、
 うましあしかびひこじの神(火性神)、次に天之常立神(天性神)、
この二柱の神もまた独り神となりまして、身を隠したまいき。

次に成れる神の名は、国常立神(地性神)、次に豊雲野神(水性神)、
この二柱の神も、また、独り神となりまして身をかくしたまいき。






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