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創刊号(KAIZEN通信第1号)

「いつも世界のどこかで朝が訪れている」
リチャード・ヘンリー・ホーン(イギリスの詩人)

日本でお昼ごはんを食べているとき、モスクワでは朝を迎えています。
日本で夕ごはんを食べているとき、サンパウロでは朝を迎えています。
あなたが生まれたその瞬間も、あなたがフラれて打ちひしがれていたときも、どこかで朝日は差し込んでいました。まさにいまこの瞬間も、どこかで朝日が差し込んでいるのです。
夜明け前はいちばん暗く、だけど明けない夜はない。
どんなときにも希望は見いだせるし、最悪をバネにして最高を生み出すこともできる。何があったって、絶対大丈夫!
さあ、新しい朝を迎えましょう。
02.
「目は見えなくても、心の目は見えているので満足しています」
辻井 伸行(ピアニスト)
全盲のピアニスト・辻井伸行さんの作品のなかに『川のささやき』という曲があります。伸行さんが子どもの頃、お父さんに隅田川に連れて行ってもらった記憶を紡いで作った曲だそうで、視覚以外のすべての感覚が捉えたお父さんとの思い出をひとつ残らず心の宝箱へしまい込んだ…そう思わずにはいられない一曲です。
以前、伸行さんはこんな話をしてくれたそうです。
「僕は目が見えなくてもいいんだけど、もし1日だけ目が見えるなら…お母さ
んの顔を見たい」この世に生み出してくれて、全盲の伸行さんを20年以上ずっと支え続けてくれたお母さんの顔ですから、それは見たいに決まっています。私たちこそ、大好きな人の顔を見ることができる幸せに気づかなければいけません。幸せはただあるのではなく、自分から気づいて感じ取るものなのです。

03.
「一番大切なものに一番大切な命をかける」
相田 みつを(書家)
ものの考え方には「+」「-」「×」「÷」の4つがあるそうです。
たとえば、10-10=0…マイナス思考なら答えはゼロです。
10÷10=1…「この程度でしょ」と、割り切るなら答えは1。
10+10=20…プラス思考なら答えは20。
10×10=100…「私はこれにかける!」なんてふうに打ち込めば、結果は100
になるのです。
「これにかける!」…そんな気持ちで打ち込めるものに出会えたら、可能性は100倍に広がります。だからこそ、最初は大した才能なんて不要。情熱さえあれば、10は100になり、100は1,000になるんです。

04.
「今日が大事だ。明日ではない」
ボブ・ディラン(ミュージシャン)
著者がジンギスカンを食べにいったとき、テーブルに置かれていたタレに「秘密のタレ」と書かれていたそうです。当然気になり、店員とこんな会話をしたそうです。
「これは創業以来、継ぎ足し継ぎ足しで作っている秘伝のタレなのです」
「こだわっているんですね! で、このお店は創業何年になるんです?」
「去年オープンしました!」
「…!?」
そう、何年やっているかなんて関係ないんです。過去はいいんです。大切なのは「いま」。いま、ベストを尽くしているかどうかが重要なのです。

05.
「これでいいのだ」
赤塚 不二夫(漫画家)
フィンランドでこんな実験が行われました。あるグループを2つに分け、ひとつは健康指導に沿って真面目な生活を送り、もう一方はなんの指示も拘束もなく、自由に生活するというもの。15年後に彼らの健康状態を調べると、なんと自由に生活していたグループのほうが病気になる人が少ないという結果が出たのです。
「あれもいけない。これもいけない」というのは逆にストレスになり、体に良くないということなのでしょう。そういう意味では、ある程度の「いい加減さ」は「よい加減」と言えるのでしょうね。
早起きも同様です。「絶対に早起きしよう」と決意をしている人もいるかと思いますが、その「絶対に」の部分は不要です。いい加減に、適当に早起きを心がけるくらいがちょうどよく、長続きします。
ガチガチよりも、ゆるく、ゆるりと。寝坊しても気にするな。うん、これでいいのだ。それでいいのだ。


カナディアンロッキー
ハワイ島

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