絶対にこれだけは欲しい「冬野菜15品種の保存法とお勧めレシピⅠ」


 
 
 私の住む地域は標高570m地帯で、冬には一晩で雪が30センチ~50センチくらい降る山沿いのやや寒冷地帯にあります。ですから料理に使う野菜がひとつ足りないからといって15kmも離れた町までおいそれと買いにいけません。
 
 よって否応にもそれらの野菜をビニールハウスと露地(初冬から二重ビニールトンネル)で栽培し、冬に供えることになります。そうして厳しい冬を乗り越え、春を迎えるのです。生鮮野菜だけはお店に買いに行けば欲しいものが揃えられるものではありません。自分で作ることです。
 
●葉菜類
・ホウレン草(ビニールハウス&露地)
※生理的に1週間に一度は緑の濃い青野菜が欲しくなります。毎年、ビニールハウスと露地に最終の播種を11月初に行い冬に備えます。かつお節のきいたお浸しも美味しいですが、卵とじ、スクランブルエッグとの炒め物は食欲を誘われます。
 
・九条太ネギ(ビニールハウス&露地)
※鍋用には白ネギと下仁田ネギが有名ですが土寄せが面倒なので、九条太ネギで代用しています。鍋に欠かせませんがそのほかお汁の実やボイルした牛筋と炒め合わせれば、お酒の肴によいです。
 
・大葉春菊(丸葉春菊)
※お店では中葉春菊が多く売られていますが、あの独特な香りをあまり好まないので我家では葉も柔らかく、香りもほどよい大葉のものを植えています。春菊は霜に弱いので霜が降りだす前に不織布を掛けてやります。鍋に最適ですが胡麻和えなども美味しいです。
 
 ・ハクサイ(低温性・貯蔵性のよい品種)
※ハクサイは耐寒性強く、低温肥大性と貯蔵性に優れた冬採り種を9月初めに播種し育てます。早生、中生の品種と違ってやや遅れて種を蒔きますので、成長はゆっくりです。でもいつの間にか3kgを超える大きさに育ちます。以前から冬峠(タキイ)を植えていますが低温性、貯蔵性もよく重宝しています。鍋にはなくてはならない野菜ですが、豚バラ肉やイカと炒めても美味しいです。
 
・小松菜(小松冬菜)
※小松菜は成長がとてもよいのでうれしい野菜のひとつですが、採り遅れると固くなるのが難点です。わたしは小松冬菜を主に植えます。普通の小松菜と比べ柔らかいので食べやすいです。採り遅れても春に「なばな」として頂けますので、多めに植えておいても損はありません。野菜の端境期に重宝します。

・チンゲン菜
※やはり中国野菜ですね。炒め物によく合い美味しいです。豚バラ、ベーコン、厚揚げといろんな食材とよく合います。栽培も比較的楽です。厳寒期を除いて種を蒔いてとても重宝します。
 
根菜類、果菜類は次回に記載します。

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