マンション購入⑥ ~頼れるのは自分だけ~
「勝手にすれば。この高級とりが」
まあ、親と仲が良くない。
「もう大人なんだから」という大多数のご意見に後押しされて、実家に顔を出すこともある。
が、ひどく苦痛だ。
他人と接する方がまだ愛想よくいられる。
あんなことをしたくせに、もしくは、してくれなかったくせに。
が、ぬぐい切れない。
だから、「もう大人なんだから」、決して波立たせず、距離を置いて過ごしたいと思っている。
かたちの上では、破綻していない家族を貫きたい。
ということで、マンション購入を考えている件について、相談というかご報告を入れたわけです。
結果が、冒頭になるわけですが。
そして、その直後に送られてくる妹弟の子供の写真。
それなりに一世一代の買い物のつもりなんだけど、スルー。
別に意見を求めたわけでも援助を求めたわけでもないしと、自分を慰めながら、「かわいいね」と返した自分は「大人」でしたかね。
――という話は置いておいて。
頼れる人がいないのはわかっていたので、まあ、付き合いの浅い友達や知り合いなんかから、なんとなくご意見を頂きながら過ごしている。
だいたいが肯定的なご意見だった。
家が古くなるのが嫌というご意見は、確かになるほどとも思った。
長く付き合っている友達と同僚にはまだ言っていない。
同僚はすぐに職場に広まりそうだから、親しい人にしか言わない、だろう。
長く付き合っている友達にも、言わないかもだろう。
なんせならほら、上記のような感じで、一大決心をスルーされるとしんどいから。
と、いうわけで、周囲のおおむね肯定的なご意見を引っ提げて、二回目のモデルルーム見学である。
最終的な意思確認が行われた次第です。
かなり前向きに購入予定ですと応じました。
まだ、正式に売り出されていないため、『要望書』というものを記入しました。
なんと、希望階数が他の方と被っており、『抽選』になると言われました。
初めから希望していた階数なのに、がっくり……。
そのほか、他に希望の物件があれば、今のうちに比較しておいた方がよいとアドバイスを受けました。
他の物件ねえと考えた末、当社で扱う他の物件、だったかもしれないが、他社で扱う他の物件に見学依頼を出してみた。
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階数への迷い、オプションとは???、他の物件の話、手数料とは???、本当に買うのか否や、など次回。
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