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アラフィフに起こる変化~足元ご注意編

会社の階段から転がり落ちそうになった。
原因はワイドパンツだ。

書類を見ながら階段を降りていたら、ヒールにパンツの裾が引っ掛かった。
次のステップに降りるべき足がとられて、若干の滞空時間を経て2段飛ばして踊り場に降りた、というかほぼ落ちた状態になった。
壁に手をついて何とか転ばずに済んだけれど、手に持っていた書類はバラバラになった。
周りに誰もいなかったので恥ずかしくなかったとはいえ、人が来ないうちにあわててかき集めて、スンッとした顔で目的のフロアに向かった。
ヒールで足首グネらなかったのは運が良かった。

これ、今までも時々あった。
細いヒールとロングワイドパンツは、立ってるときはカッコいいけれど、階段は相性よくない。
通勤ラッシュの駅の階段だったら、朝から誰かにとんでもない迷惑をかけただろう。

同様に、ロングスカートも裾の内側の縫い目にヒールが引っ掛かることがある。
そっとスカートを持ち上げて、足元に気を付けている。

年齢のせいで足腰弱くなったからとか、書類読みながら歩くからとかだけじゃないと思う。
丈の長い、ゆったりしたデザインの服が流行っているし、ラクだから着たいけれど要注意だ。

別の日は、おしゃれなタイルが敷き詰められた舗道を歩いていたら、タイルの隙間にヒールが挟まって、片足が脱げてしまった。
その時は同僚達と一緒だったから「ちょっとーmakiさんが実写版シンデレラなんですけどー笑」と女子達が笑ってくれて本当に助かった。

こういうことは年齢に関わらず起こりうる。
でも、もし転んだりグネッたときのダメージは、現代の妙齢女性には深刻だ。
私のアパートに畳の部屋はなく、畳のヘリで転ぶことはないけれど、服や靴が原因で転んで骨折、なんてことになったら笑えない。
かすり傷すら治りがたいお年頃なのだ。

もう少し背が高くてスラッとしていたら、スニーカーで通勤したいけれど、昭和サイズの自分ではオシャレに履きこなせない。
今の仕事をしている間はヒールを履きたいから、これからはますます足元に気を付けて生活しよう。


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