派閥

自民党の派閥解消が議論されている。
安倍派、二階派、岸田派は解散に向かい、茂木派、麻生派、森山派は解散しないとしてる。

自民党が1955年に結党して以来、過去に何度か派閥解消が持ち上がった。

①、1960年、福田赳夫が「党風維新連盟」という政策集団を作り派閥解消を唱える。この時は、池田勇人、河野一郎、大野伴睦ら反対し頓挫する。「党風維新連盟」は、後の清和会にあたる。

②、1978年、福田赳夫が総理大臣として派閥解消を唱える。自民党総裁選にむけて田中派対策だったのだが、自民党総裁選で大平正芳に負けてしまい頓挫する。
この後、田中派、大平派VS福田派、中曽根派、三木派の40日抗争がおこる。

③、細川内閣ができて、自民党が下野したさい、河野洋平総裁が派閥解消を唱える。報道では、旧小渕派、旧宮澤派などと呼ばれたが、しばらくすると派閥は復活する。

そして今回。
福田達夫が派閥が解散したら新政策集団を作ろうとしてるが、いつか来た道である。

派閥は解散すれば新しい派閥ができる。
個人的には、派閥=悪には、違和感がある。立憲民主党にだって政策グループという名の派閥があるからだ。

本当の問題は、お金の集め方と報告の有無に問題がある。明瞭なお金の集め方をしていれば、こんなに大騒ぎにはならない。

果たして、次の通常国会で是正ができるか。


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