年間死亡数、出生数、婚姻数
年間死亡数、出生数、婚姻数の2012~2022の推移データを以下に示します。
死亡数は2020年の差分がマイナスでした。これに関しては、自粛やマスクなどの対策が効いたとか、ウイルス干渉だとか色々言われていますが、原因ははっきりしません。2021年の差分はプラスに振れてしまい、2020年のマイナス分をほぼ打ち消してしまいました。2020年以降の感染症対策を総括すると、高齢者や疾患者の寿命を1年延ばすことができたと言えるのかもしれません。ただし2022年は大幅にプラスになると思われますので(まだ確定ではありませんが)、今後対策の是非に関する議論は紛糾する可能性が高そうです。
出生数は2019年から差分マイナスが3年連続で継続しており、各年で差分の値に大きな差はありません。よって、感染対策によって特に出生数に影響が出ているとは言えなさそうです。ただし、2022年は月によって顕著に減少しているデータも出てきているので、今後も注視する必要がありそうです。
婚姻数は、2020~2021年に大幅に減ったというニュースがよく出ていますが、2019年が令和婚で差分が大きくプラスに傾いた結果も考慮する必要がありそうです。2019年にプラスになった分、2020~2021年がマイナスになっている可能性もあります。世間でよく見るデータは2019年までで近似線を引いているので(それも一つの見方ではありますが)、2020~2021年のマイナス分が際立っているのです。
むしろ気になるのは、2019年の婚姻数差分がプラスであるにも関わらず、2020~2021年の出生数差分がマイナスになっている点です。婚姻後1~2年すれば子供が生まれるものと考えれば、2019年に結婚した夫婦は出産をためらう層の割合が高い可能性があります。
死亡数、出生数、婚姻数の各月の推移データを以下に示します。
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