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やればできると思っていた過去
私は高校入試、大学入試、就職など何か決め事をするときに、「やればできる」という気持ちを持って挑戦し、全て第一志望が通ってきました。
何事も意思を持って努力をすれば達成することができると何も疑わずに信じていました。
しかし、思い描いたように進まなくなっていったのが入社後からでした。
失敗の原因として大きかったことは、周囲は自分がやっていることを理解しているという思い込みがあったことだと思っています。
自分は専門的な職種で、会社として初の試みとして採用してもらいました。自分なりに、仕事の目標や到達イメージを上司に伝えていたつもりだったのですが、それがうまく伝わっていなかったのです。
自分では都度、報告をしているつもりだったのですが、上司からは「報告をしろ」と指導を受けることもありました。当時は、「以前も伝えたのに上司は何で忘れているんだろう」「説明しても「ふーん」で終わるじゃん」と思っていました。
時間がたって俯瞰してみると、上司たちは私の仕事について理解していなかったんだということに気が付きました。自分では「説明しているつもり」になっていて、何も伝わっていなかったのです。
もちろん、皆さん自分の仕事が第一だと思うので、部下一人ひとりの細かな仕事内容について覚えたり詳細を理解していたりはしていないと思います。
ただ、自分にできたことは密に報告をすること、自分や自分の仕事について理解してもらおうという姿勢だと考えるようになりました。
自分の話をすることは今でも苦手ですし、上司などの上の立場の人に話をすることは自分にとってはとても大きなハードルです。
ただ、失敗したことを「失敗した過去」だけで終わらせないように、「失敗してよかった」と思える未来を迎えるためには今、行動していかなければと思っています。
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