どんな気持ち?どんな人?~映画「違国日記」感想~
「朝の気持ちは朝だけのもの。私の気持ちも私だけのもの。だから分かり合えない。」
「簡単に気持ちは変わらない。変わってほしくない。」
先日観に行った「違国日記」という映画で印象に残ったセリフです。
分かり合えないということには同意です。でも分かり合えないけど分かり合おうと言葉を探し、気持ちを汲み取ろうとする時間が好きで、「伝わった!」「伝わってる!」と感じる瞬間が気持ちいいので分かり合えないとバッサリ切る気持ちにはなれません。
自分の気持ちは自分だけのもの。誰かにつくられるものでも、決められるものでもない。だから自分の気持ちには敏感でいたいですし、しっかり言葉にできるようにしたいです。
もう一つ印象に残ったセリフが「どんな人、教えて?」というセリフ。何気ないセリフですが、劇中何回か登場していました。
自分が何者かを語るのは自分自身の言葉よりも周りの人からの言葉のように思います。だからこそ自分の感情ははっきり表現できるようになりたいです。
「どんな人?」と聞かれてスラスラ話せる人は誰だろう?
その人のことを話しながら嬉しくなったり、悲しくなったり、怒ったり。感情を込めて話せる人はいるだろうか?
自分の気持ちや大事なものや人はなんだろうかそんなことを考えさせてくれた素敵な映画でした。
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