理系の大学生が存在論について考えてみた

 先日図書館でマルクスガブリエルさんの「世界はなぜ存在しないのか」という本を見かけ、面白そうだったので借りてみました。まだ読めていませんが自分なりに世界の存在について考えてみました。

 世界の存在について考えた時、授業で聞いた言葉を思い出しました。

"「温度計は温度を測っていない。例えばこのアルコールの温度計は温められることで増加したアルコールの体積の差分を温度としているだけであって、直接温度を測っているわけではない」"

という言葉です。
 またいつか読んだ三木清さんの「構想力の論理」にはこんな言葉がありました。

我々は見るものを模倣するのではなく、想像するものを模倣するのである。或いは一層正確に云えば我々が想像するものに従って見るものを模倣するのである。

「構想力の論理」 三木清

という言葉。
 私はこれらの言葉から私たちが世界だと思っているものは思い込みに過ぎないんじゃないかと思いました。生きている以上世界の本当の姿を捉えることができないんじゃないかと寂しくなりますが、自分次第で世界を彩れるのは希望に感じました。
 またアプローチの仕方は違えど、世界の姿を捉えようとする科学と美術への関心がより一層深まりました。

 普段哲学について考えることはないので結論を出すのが難しく、ほとんど感想みたいになってしまいましたが今回はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございます。
 また次回👋



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