くろみつ

シナリオライターを目指しています。

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この世界で一番大切な君へ

人形・ハンバーグ・睡眠 25XX年 僕の住んでいる町は変わり果ててしまった。 大半の人は致死率75%のウイルスに殺され、生き残った人達は水不足によりまた死んでしまった。 僕のお父さんやお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんも死んじゃった。 でもお父さん達は僕にたった一機の人形を残してくれた。人形というかアンドロイド?とか言うやつらしい。 見た目は凄く可愛くて、前情報なしだと人間と見間違えるくらいに綺麗に作られてる。 僕の話す言葉も通じるし、僕と一緒に生活もしてくれる。 バッ

    • 僕の手を掴んでくれる人

      勘違い・コーヒー・救い 「浮気するなんて信じらんないっ!  さいってー、別れましょ!  さようなら」 「待って、違うんだ!  誤解してる……あぁ、行っちゃったか……なんで僕はいつも……」 これで3回目だ。 僕と付き合う人は何故か毎度僕が浮気をしていると言って別れを切り出してくる。理由も聞いてくれない。 僕のどの行動が良くなかったんだ……? 僕はいつも真剣に彼女に向き合っているし、浮気の素振りも見せたことがない。 あるとしたら、女友達の優里に時々相談してるくらいなんだが……

      • ぼっちカフェが大所帯になるまで~カフェ「旅の始まり」で日常の始まりを迎えませんか?~(随時更新中)

        第一章 毎日祭りのように朝から夜までにぎわう街。 様々な種族の人が行き来する。エルフ、ドワーフ、ケモミミなどなど、まさしくファンタジーな世界と言えるであろう。 そんな街の片隅にある、早朝からお昼時までしか開店しない隠れた名店のカフェがある。 「おはようございます、いらっしゃいませ」 「お、アイク、今日も元気か? んじゃ、いつもの頼むぜ~」 「はい、少々お待ちください!」 ここのカフェの店主こと俺、アイクはいつものように常連のおっさんに朝食を作って提供する。 このカフェ「

      この世界で一番大切な君へ