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香水瓶は存在だけでアート

「香水が好きです♪」と言うと
「どの香水が一番好きなのですか?」と聞かれるけれど返答に困る。
気分やTOP、時間帯によってつけたい香りは変わる。食べたいメニュー、作りたいご飯が朝昼夜と時間帯によって違うように、一つに定まらない。

・女性同士のお出かけ時は溶け込むような自然な甘い香り。
・自宅でまどろみたい時はジョーンマローンのダークアンバージンジャーリリー
・前向きな元気さを装いたい時はティファニーのローズオールドパルファム
・仕事で凛とした女性らしさを醸し出したいときはトムフォードの「ソレイユ ネージュ オード パルファム スプレィ」
・在りし日の母のことを思い出すディプティークのローズの懐かしい香り

でも全くつけない時間帯ももちろんある。
香水瓶を眺めているだけで、アートを眺めているように気持ちが落ち着くから不思議だ。デザインはもちろん素材、フォント、絶妙な配置、配色、小さな瓶の中に、美の全てが集結しているように思う。

子供の頃から憧れていた魔法の小瓶、、
イヤリングやピアスで香水瓶のデザインがお気に入りだった時もあった。
香水瓶は私にとって特別な存在。


誰かに何かを媚びる訳でもない、自分だけのお気に入りの香り

もしかしたらどこかで、誰かが私のことを思い出す時のトリガーになるかもしれない。


香水が自分の「分身の役割」をする時があるかもしれないと思うとドキドキとする。





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