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水俣病患者団体と環境省の懇談

 ニュースで知ったこの出来事。腹が立って悔しくて涙が出た。
被害者の方のお話を聞く立場の人間が、話の途中でマイクを切るなんて。
切実な思いを一生懸命に語っている最中、言葉を取り上げてしまうなんて。

なんのための場なのか。

時間制限が設けられるのは理解できる。
「話をまとめて」「3分以内におさめて」とちょいちょい挟んでくるのもだいぶ感じ悪かったけど、まぁまだ辛うじて許容範囲だ。
がしかし。
その流れから、無断で予告もなしにマイクをオフにするというのは乱暴すぎる。
このやり方からは、環境省側の「この場の決定権は自分たちにある」というおごりが垣間見られる。

だいたい、3分できれいにまとめられる話ならわざわざ会ってしなくても文書で十分だよ。
それだけじゃ伝わらない思いがあるから、生身の言葉で伝えたいし大臣も聞きたかったんじゃないの?

伊藤大臣は冒頭「水俣を訪れ、みなさまのお話をうかがうことができる、重要な機会と感じている」とあいさつしていた。
私が大臣なら、すっごい怒ると思う。(マイクについて不関与、上記の言葉は本心という前提)

なんてことしてくれたんだ!って。
失礼にもほどがある。
会って話してくれる場で逆に傷つけてどうすんだ!って。

被害に合われただけでもつらいのに、つらさを訴えるのに膨大なエネルギーを費やし、その上なお傷つけられるなんて、、
関わった人たちには、事の重大さを知って深く深く反省してほしい。

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水俣病の会だけじゃない、日本には色んな「被害者の会」がある。

被害を受けた方がこれ以上傷つくことがないよう、少しでも傷が癒えるような世の中であってほしい。
そして振り絞ってくれた努力が無駄にならないよう、新たな被害者が出ないような世の中になっていってほしい。


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