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【おうちで漬物】#24 是非ぴりっと辛い和からしで!半日で漬かる茄子ときゅうりの辛子漬け(酒粕不使用)、JA「なす漬の素」使用の茄子漬け

美味しい辛子漬けを漬けたくて、昨年漬物を漬け始めた頃から何度か挑戦していたのだが、繰り返しつくりたいと思えるレシピや漬け方になかなか出会えなかった。

私の好きな辛子漬けは、酒粕や麹を使わず、甘くなく(または甘過ぎず)、くどくないもの。長期保存が目的ではないので発酵させる必要もなく、冷蔵庫で4〜5日もてばOK。
夏には殊にさっぱりして体も冷やしてくれる茄子やきゅうりの漬物が食べたくなるが、そのバリエーションのひとつに加えたい。

昨年買った和からしがまだたくさん残っているので良いレシピはないかと探していたところ、こちらで美味しそうなレシピを発見。

リンク内の「きゅうりとなすの鬼からし漬け」は酒粕不使用、他の一般的なレシピと比べると砂糖も控えめ。
何よりきゅうりと茄子を一緒に漬けられて、醤油を使うのが味が締まって良いと思い(辛子漬けは一般に醤油不使用、酒粕と砂糖を大量に使ったレシピが多い)、砂糖を元の分量の半量程度に控えてつくってみた。

うん、美味しい。かなり好みの味である。
醤油を加えたことで全体の味が締まり、辛子もよく効く。漬けて3時間程度でも美味しいし、翌日以降も辛いまま美味しくいただける。味が濃すぎないのでそのまま食べても、ごはんにももちろんぴったり。

即席漬けは時間が経つにつれ水っぽく、味が薄まるのが難点だが、これは最初に塩揉みをしてしっかり水気をしぼってあるので後から殆ど水が出ず、味もぼやけない。
私の好みから言うと、もう少し砂糖を減らしても良さそうだ。漬けたては特に甘いと感じなかったが、翌日以降は甘さの印象がやや舌に来る。もう少しだけ減らしても良いのかも。

この量で夫婦世帯の我が家だと2日でなくなる。もっと多めに漬けようかとも思うが、その場合は茄子ときゅうりの塩もみを別々に行い(水分の抜け方が異なるので別々の方がやりやすい)、漬け込む際に合わせると良いかも知れない。
簡単で美味しいので、きゅうりと茄子がお安い時期に是非。

《是非粉末の和からしで!半日でできる茄子ときゅうりの辛子漬け》

材料
・きゅうり:2本(計220g程度)
・茄子:大きめ1本(190g程度)
※漬け材料の合計が400〜450gぐらい。きゅうりと茄子の本数が逆でもよいです
・塩:15g(漬け材料の3〜4%)
[調味液]
・和からし(粉末):12g
・砂糖:40g(元レシピは80g。お好みで増減を)
・醤油:大さじ2
・酢:大さじ1
・みりん:大さじ1

つくり方
①きゅうりと茄子は洗って食べやすい大きさに切り(後で水分を絞るので、あまり小さく切らない方が良い)、分量の塩を絡めて30分ほど置き、出て来た水分を絞る。
きゅうりは特に水分が多いので、後から味が薄まらないようしっかり絞る。逆に茄子は絞り過ぎると美味しくないので、お好みで。

② 絞ったきゅうりと茄子をポリ袋等に入れ、調味液の材料を加えて揉み、全体がよく混ざったら冷蔵庫で半日ほど置いてできあがり。

★練りからしは辛味が飛びやすいので、粉末の和からしを使うと断然美味しくできます。練る必要はありません。
★きゅうりの水分はやや強めに、崩れない程度に絞ってください。

ちなみにこの日直売所で漬物用の小茄子を買ったところ、「サービスです」となす漬の素の試供品をもらったので早速使ってみた。

小茄子を洗ってヘタについている枝をぎりぎりまで切り落として「素」をまぶし、

分量の水を注ぎ、全体が液体に浸るようにして冷蔵庫へ。半日〜一晩で漬け上がる。

漬け上がりはこんな感じ。
色止めのミョウバンが入っているので色もきれいで味つけも控えめ。甘味料が含まれているが食べて「甘い」とは感じない。
塩気もきつくなく、よくできている。さすがJA。

切った茄子と小茄子を同時に漬けてみたが、やはり小茄子はやや味がしみにくいので、楊枝等で予めいくつか穴をあけておいた方が良いかも。齧るとじゅわっと水分が出てジューシーで美味しい。刻んでも皮の食感が楽しめる。小茄子も良いものですよね。

このところ急に暑くなったので、さっぱりとした漬物が殊にありがたい。これ以外にも大根を梅酢で漬けたり、おみ漬けを小松菜で漬けてみたりしている。
こうした漬物類は冷奴にもごはんにもぴったりなので、冷蔵庫にいくつか入れておくと便利だ。

暑い日のお昼はそうめんも良いけれど、私はだいたい100gずつ冷凍してあるごはん(夫にお昼を持たせるため毎朝炊飯しており、余った分を冷凍。白米も玄米も、枝豆ごはんや梅ごはん等もあるので気分で選ぶ)を解凍し、小パックの豆腐と自家製の漬物数種類を合わせることが最近は多い。
気が向くと納豆(これも最近は自家製を食べることが多くなった。いろんな豆で試せて、パックより多くも少なくも食べられるのが便利)も添えたり、簡単なお味噌汁をつくることも。

暑いとなかなか重たい肉・魚が食べられないが、少しでも食べる食材の種類を増やし、シンプルな炭水化物と消化に優しいたんぱく質を摂るとやはり体調は良いような気がする。
夏の漬物は水分補給やビタミン、ミネラル補給でもある。塩分には気をつけつつも(汗をかくので他の季節より塩も必要)積極的に食べたい。

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