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日本全国魅惑のローカル梅たち

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ひとくちに「梅(梅干し)」と言ってもその個性や味わいは育った地域や品種により驚くほど多様。 梅仕事を始めて出会った全国のかわいいローカル梅(2024年1月現在自分で漬けた、食べた…
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#天日干し

十郎梅の梅干し2種類の天日干し完了~今年の十郎梅しごとは無事完了(2024十郎梅その4、完成編)

先週日曜の朝から天日干しを始めて月曜の夕方に完了とした十郎梅の梅干し①、続いて曇り空の中なんとか干し終えた十郎梅の梅干し②。 これをもって、2024梅シーズンの十郎梅しごとはなんとか無事完了した。 今年の十郎梅は計4kg購入し(1kg+3kgの2回)、先に買った1kgは上の梅干し①に、後から買った方は梅味噌、梅ジャム、梅漬けに梅干し②とさまざまな梅仕事を楽しむことができ、たいへん満足している。 先に完成した梅味噌(過去記事「生梅が3kgあったら…」内)は現在日常的に活躍

2024梅シーズン天日干し開始、まずは地元神奈川の十郎梅から〜(2024十郎梅その3)

このところ首都圏は一気に暑くなり、35℃を超える猛暑日もちらほら。梅雨明けはまだ宣言されていないが、猛烈な暑さや日差しの強さは既に真夏のそれである。 こういう天候になって来ると、そろそろ天日干しを始める頃かな…という気になって来る。今シーズン初めに漬けた梅はそろそろ塩漬け1ヶ月。干しても良い時期のものもある。 今朝目覚めると、外は早朝からギラギラ照りつける日差し。天日干しにうってつけの天候だ。 という訳で、2024シーズン天日干し開始!出しました。 …と言ってもご覧の通

谷沢梅天日干し終了&紫蘇漬け、高田梅(完熟)干し始め〜熟し過ぎの巨大梅は皮破れ多発で梅干しには不向きか(谷沢梅その3完成編、完熟高田梅その2)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事と2024年7月現在の後記です。(もともとの更新日付:2023年8月4日) 今日は昨日にも増して朝から日差しが強く、気温も高い。7時過ぎには既に30℃を超えていた。5時過ぎには暑くなる気配十分だったので、ちょうどひと月前に塩漬けした完熟高田梅を干すことに。 とはいえこの高田梅の天日干しが大変だった。 完熟で購入したため入手時点で皮が相当柔らかく、塩漬け中に次々皮破れが発生。なにぶん1個あたりの平均重量が60g以上

山形産の杏系ジャンボ梅、豊後梅と節田梅の天日干しとしそ漬け及びその後(山形産節田梅・豊後梅その2・完成編)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事と(旧日付:2023年8月24日)2024年6月現在の後記です。 今週はずっと天候が不安定で、朝晴れていても一度は雨が降り、湿度も高く天日干しに適した天候とは言えなかった。 今朝になってようやく爽やかな空気を感じたので、残りの二大品種のひとつ、豊後梅を干し始めた。 天日干しを始める際は通常朝5時前後、遅くとも6時前には外に出すことにしている。6時半には外が暑くなるからで、できるだけ涼しいうちから干し始め、取り込む

谷沢梅と城州白の一部干し始め~週間予報のチェックは念入りに(谷沢梅その2&城州白その3)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年8月3日) 一昨日の午後、首都圏に派手なゲリラ雷雨が降り、昨日の昼まで空気が湿っていた。午後にはからっと乾いたようなので、翌早朝から谷沢梅を干すことに。 塩漬け後まる1ヶ月にはまだ数日早いが、谷沢梅には早く干したい事情があった。 というのは、ここ1週間ほどの高温期間、梅酢から表面が露出していた実のいくつかに白くふわっとしたものが発生。 おそらく産膜酵母と思われ、これ自体には害

越の梅の土用干し完了&お口すっきり、爽やかでとても美味しい赤しそ漬け(越の梅その2・干し過ぎ措置の反省と完成編)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年7月25日) 6月下旬に漬けた越の梅を天日干しした。 当初、紫蘇漬け用の塩分10%(700g)と白干し用の同12%(550g強)に分けて塩漬けしたつもりだったが、なんと前週、塩分強めの方に一部カビが…。 慌てて該当箇所を取り除き、触れていた近くの梅も洗ったのだが、そうした措置もあってか皮破れが数個発生。越の梅は特に皮が薄いので、扱いにはじゅうじゅう気をつけなくてはならない。そ

初めての天日干し(品種不明「フルーツ梅」)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年6月16日) 本来は梅雨明けを待って行うのがセオリーの天日干し(土用干し)。 しかし最近漬けた中に1~2個果肉がつぶれ、梅酢が少々濁っているような袋がある。このまま放置するとカビるかも知れない。 また、梅雨とは言え気温も高く、この後3~4日晴天が続くようなので、この分だけお試し天日干ししてみることにした。 数日前にネットで注文した干物用の三段ネット使用。消毒したざるにクッキ

強制追熟させた豊橋の梅を干す(豊橋の梅その3)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年6月24日) 6月初旬から塩漬けしている豊橋の梅(えぐみ強め)。 長く待てばえぐみも和らいで来るのかも知れないが、いかんせん熱湯で強制追熟させたので袋の中でだいぶタポタポしている。皮が破れそうで不安でもあるので、この週末天日干ししてみることに。 干し始める時点の色がこちら。光の加減もあるが、なんとなく黄緑色を帯びて見える。 同様に梅酢もなんだかやばそうな色に見えなくもない(