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日本全国魅惑のローカル梅たち

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ひとくちに「梅(梅干し)」と言ってもその個性や味わいは育った地域や品種により驚くほど多様。 梅仕事を始めて出会った全国のかわいいローカル梅(2024年1月現在自分で漬けた、食べた…
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#梅酢

JA紀州「みかんこい梅」試食と梅酢の活用法

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年8月1日) ある日、観劇前に日比谷シャンテに立ち寄ると、出入口付近のイベントスペースが梅干しでいっぱいだった。梅専門店のポップアップショップらしく、全国の梅製品がある。欲しい品種や商品がないかチェックしていると、試食品をいただいた。それがこちら。 「みかんこい梅」。 黄色のテトラパッケージのみかん味、赤のトマト味の2種類があり、私がいただいたのはみかん味。JA紀州の商品のよう

十郎梅の梅干し完成とその後(十郎梅その4~6、追記あり)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年6月26日,7月10日,7月20日) 豊橋の梅と共に、十郎梅の一部も天日干ししていた。 美味しい梅酢にひたひたに漬けていた十郎梅1)に漬けた実からの梅酢も出て、容器からこぼれそうになっていたからだ。最も梅酢少なめの3)はワインセラーに入れてあるのでもう少し漬けておく。 上が梅酢100%の十郎梅1)、その下が梅酢と塩で漬けた十郎梅2)の干し終わり。天日干し用に新たに角網を2枚買

神奈川の美しい梅、十郎梅来る&追熟と梅酢梅干しの仕込み(十郎梅その1)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年6月11日) 初めて梅干しを漬けるにあたり、収穫から何日も経ったスーパーの梅ではなく、適切なタイミングで収穫された良い状態の梅を、直売所等で生産者から買いたいと思っていた。 最も入手しやすいのはやはりおなじみ和歌山県産南高梅。関東のスーパーで普通に買えるくらいなのでネット上の出品数も多く、質も大きさも価格も様々。 でも南高梅の梅干しは美味しいのが家にあり、食べ慣れて特徴もわか

豊橋の梅の梅干しをさらに紫蘇漬けに(豊橋の梅その4)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年6月26日) 土曜日から天日干ししていた豊橋の梅が大分乾いたので引き揚げ、紫蘇漬けにすることにした。干した後の梅とあく抜きした赤紫蘇を段々に重ね、梅酢を全体が浸かるまで注いでひと月ほど待つ。 干し終わり画像がないのは諸々疲れ果てたからで、この天日干しはやたらと大変だった。というのは、初日の夜に網が壊れてしまったから。 使っていたのはホームセンター等で売っている800円弱の三

梅としば漬け

2023年5月、突如として梅干し沼にはまり込んだ。何の前触れもなしに。 それまで梅干しは好きだが毎日食べる程でもなく、常備はしても特に拘りはなかった。敢えて言うなら甘くなく塩分の高過ぎないものを選び、品種も和歌山の南高梅なら間違いないだろう、程度のものだった。 ――が。 食べることと作ることで頭の8割〜9割が埋め尽くされている私がいつものようにネットで料理レシピや動画を漁っていると、ある日京都在住の方が自宅でしば漬けを漬ける動画に行き当たった。しかも乳酸発酵させている。 な