マガジンのカバー画像

日本全国魅惑のローカル梅たち

66
ひとくちに「梅(梅干し)」と言ってもその個性や味わいは育った地域や品種により驚くほど多様。 梅仕事を始めて出会った全国のかわいいローカル梅(2024年1月現在自分で漬けた、食べた…
運営しているクリエイター

#梅干し作り

室町期から大切に守られて来た希少梅・山形県寒河江市の谷沢梅来る(谷沢梅その1)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年7月7日) 谷沢梅の生梅、訳あり2.8kgを買った。 アンテナショップ「おいしい山形」で梅干しを買っただけではやはり満足できず…。 だって安かったから。でもとってもかわいい梅ちゃんです。買ってよかった。 谷沢梅は山形県寒河江市高松地区の集落で代々大切に守り育てられて来た、一説には室町時代以来400年の歴史を持つと言われる在来種の梅。集落の名前から「谷沢梅」と名付けられたそう

越の梅の土用干し完了&お口すっきり、爽やかでとても美味しい赤しそ漬け(越の梅その2・干し過ぎ措置の反省と完成編)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年7月25日) 6月下旬に漬けた越の梅を天日干しした。 当初、紫蘇漬け用の塩分10%(700g)と白干し用の同12%(550g強)に分けて塩漬けしたつもりだったが、なんと前週、塩分強めの方に一部カビが…。 慌てて該当箇所を取り除き、触れていた近くの梅も洗ったのだが、そうした措置もあってか皮破れが数個発生。越の梅は特に皮が薄いので、扱いにはじゅうじゅう気をつけなくてはならない。そ

皮が薄くてデリケート!フルーティーな橙高梅干し終わり(橙高梅その2・完成編)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年7月27日) 三日三晩干すと乾き過ぎるため、片面24時間×2を目安にしようと3日目の早朝に当たる今朝、橙高梅を引き上げた。 干す前の状態(ちょうど1ヶ月間塩漬けした)はこんな感じ。たっぷり梅酢が出て順調に漬かった。 干し上がりは、見た感じはふっくらと美味しそうだが、いくつか萎んでいるものがある。皮破れとまでは行かなくとも、目立たない小さな傷があったのかも知れない。 そんな

減塩で漬け、途中でカビて白っぽくなったおばこ梅の手当てとその後(おばこ梅その2・完成編&現在の後記)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年7月20日) 青梅の状態で900g購入し、追熟させてから半量ずつ8%・10%で塩漬けしていたおばこ梅。室温が上がった時期にどうもカビそうな気配がした(梅酢が少~し濁り出している感じ)ので途中からワインセラーに移し、天日干し可能な「漬け始めから1ヶ月」が経過するのを待っていた。 すると満1ヶ月の当日から数日間晴天が見込める天気予報が出た。これは!と思って干し始めたところ、まる1