マガジンのカバー画像

日本全国魅惑のローカル梅たち

65
ひとくちに「梅(梅干し)」と言ってもその個性や味わいは育った地域や品種により驚くほど多様。 梅仕事を始めて出会った全国のかわいいローカル梅(2024年1月現在自分で漬けた、食べた…
運営しているクリエイター

2023年11月の記事一覧

日本全国ローカル梅の魅惑

今年私が入手し漬けた(梅干しまたは梅漬け)梅の品種と産地を、入手順に書き出してみる。 ①豊橋の梅(品種不明、豊橋の道の駅にて購入) ②信州産小梅(品種不明、横浜市内のスーパーAで購入) ③フルーツ梅(正式名称不明、横浜市内のスーパーBで購入) ④十郎梅(神奈川県小田原市産) ⑤高田梅(福島県産) ⑥おばこ梅(山形県産) ⑦竜峡小梅(長野県産) ⑧群馬の梅(品種不明、横浜市内のスーパーCで購入) ⑨橙高梅(和歌山県田辺市産) ⑩越の梅(新潟県産) ⑪城州白(京都府産) ⑫谷沢

梅としば漬け

2023年5月、突如として梅干し沼にはまり込んだ。何の前触れもなしに。 それまで梅干しは好きだが毎日食べる程でもなく、常備はしても特に拘りはなかった。敢えて言うなら甘くなく塩分の高過ぎないものを選び、品種も和歌山の南高梅なら間違いないだろう、程度のものだった。 ――が。 食べることと作ることで頭の8割〜9割が埋め尽くされている私がいつものようにネットで料理レシピや動画を漁っていると、ある日京都在住の方が自宅でしば漬けを漬ける動画に行き当たった。しかも乳酸発酵させている。 な