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神さんとのお仕事⑮「ネガティブ思考」

「ネガティブ思考を治したい」

という相談をお客さんからよくお聞きします。
世間的に「ポジティブ=善」「ネガティブ=悪」というイメージがあるのですが本当にそうなのでしょうか?今回はそのあたりのお話を書いていこうと思います。

「後ろ向きがそんなにだめなのか?」

と、神さんはよく言われます。
神さんとお話をしていて思うのは、ネガティブを悪いものとは思っておられませんし、ポジティブだからいいとも思っておられないということです。どちらも「いい部分」と「悪い部分」を孕んでいるから、どちらかに寄っているのはダメだと考えておられます。

常にポジティブでいることは周りの人を元気にすることができたり、いろいろなことを手早く進めていける力があるので悪いものではありません。しかし、その力をうまくコントロールできている間は周りの人にいい影響をもたらし引っ張っていけるのですが、コントロールが効かなくなると周りが見えなくなり他人を傷つける力に変貌をするという悪い面もあったりします。

常にネガティブでいることは、「自分自身を守るためのネガティブ」だけに限定すれば周りに心配をかけることが多く、物事がなかなか進められなかったり、否定的な言葉を言いがちになったりと正直にいうとあまりいい部分はありません。

しかし「他の人を気づかうネガティブ」になると話は変わります。

誰かに迷惑をかけていないか
これを言うと相手が傷つかないか
自分の行為が誰かの邪魔をしていないか
喜んでもらえるか
楽しんでもらえるか、など

こういう感じの考え方を神さんは「良いネガティブ」だと言われます。人に気をつかわせないためのネガティブは、みんなが穏やかに生活をするために必要なことだからです。逆にこういう感情を一切排除して前に進むことを「悪いポジティブ」だと言われます。

最近の日本には、悪いポジティブと悪いネガティブの人を受け入れましょうという間違った風潮があるように思います。気づかいを忘れたポジティブとネガティブは単なる「わがまま」でしかないことを忘れてはいけないように思います。

どちらが良い悪いではなく、それぞれの特性を理解してうまく受け入れ利用していくバランス感が必要だと思う今日この頃です。

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