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神さんとのお仕事㉘ 「緩める」

きちんと生きていくのは慣れるまで疲れると思います。慣れるまで無理をしてきちんとするのは大事ですが、無理をせずに適度に休む日を作ることできちんとすることを継続できます。今回はそのことについて少しお話していこうと思います。

きちんとするのは「気を張る」というくらい自分を張りつめた状態で、常に力を入れた状態を維持している感じなのでよっぽどでない限り最初のうちはすぐに疲れて長続きしません。筋肉が疲労すると力が入らなくなるのと同様に気持ちも疲労すると力が入らなくなるので、気を張ることがしんどくなってきて気を張り続けることができなくなるのです。

これがきちんとすることを長続きするのが難しい原因です。

アスリートが長い時間高いパフォーマンスを維持できるのは筋肉の緊張と弛緩を何度も繰り返しているからで、必要なタイミングで必要な場所に必要なだけ力を入れて他の時間は筋肉を緩めているので疲れにくいのです。これと同じことをきちんとする生活に当てはめてしまえば、きちんとする場所としなくていい場所を分けることでの疲労を減らすことができることになります。

そこで必要になるのが「緩める」ということです。

アスリートは常に集中をした状態では体の動きをすべて把握するのが難しくケガをしやすいので、動作の修正をする時は気を緩めて軽い動きで行います。これはアスリートでない人も同様で、きちんとし続けてた状態では無駄をそぐことはできないですし心を崩しやすくなってしまうように思います。

気持ちを緩める日を作って気持ちの疲労をとることができれば、次に気を張る時の余力を養うことができます。余録が出てくると無駄にきちんとしている部分と必要な部分を分ける作業ができるようになってくるので、不必要な疲労はしなくて済むようになり少し楽に生活できるようになります。

緩めることがしっかりできれば、緊張をすることは苦ではなくなるように思います。神さんも

「しんどい時は、まずは緩めて視野を広げなさい」

と言われます。きちんとするためにも「緩める」ことも大事にしてみてください。

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