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神さんとのお仕事㊷「改善と改悪」


「最初の頃の気持ちを忘れたらあかん」

お仕事をするにあたって神さんから口酸っぱく言われている言葉です。新しく何かを始めた時は一生懸命頑張ろうと思いますが、軌道に乗って安定してくると面倒を厭う「改悪」をして失敗する人が散見されます。今日はそのあたりについて少しお話をしようと思います。

「あいさつ、掃除、感謝」

神さんはこの3つができない人は絶対にうまくいくことがないから絶対にやりなさいと言われます。この3つはやり慣れると全然平気にできることなのですが、やらなくなると途端にやることが難しくなる3つなのです。禅の言葉でもこの3つは大事にしないといけないものに入っているくらいなので、技術や見栄えよりも大事な物なのだと思います。

上の3つはその人の立場やお店の規模などが変わってもずっと変わらずできるものなのですが、偉くなったりお店の規模が大きくなると途端にやらなくなる人が「改悪」をする人だと思ってください。会社の社長になろうが、議員になろうが何店舗も経営する人になろうが、偉くなったからといって急に態度や付き合いが変わってはいけません。もちろん忙しくて付き合いが減るのは構いませんが、むげに断ったり無視をするようになってはいけません。人が信用を失うほどんどはこの改悪が原因だからです。

だからといって、ずっと初心のままでいることも難しいと思います。そこで大事になってくるのが「改善」です。改善は大事な3つのことを自分の使える時間に合わせてやっていけるように「工夫」をすることで、最初の頃より無駄なく効率的に継続できる方法に変えていくことだと思ってください。

どれだけ忙しくても、挨拶や感謝の気持ちを述べる時間はとれるはずです。ただそのあとの話を上手に短くすることは可能だと思います。掃除もどれだけ偉くなっても時間を見つけてできるはずです。

できないと決めつけてやらないのが「改悪」
できる限りやれる方法を探すのが「改善」

だと思ってください。
できない理由は「怠惰な心」が簡単に見つけてくれますが、できる方法を探すのは「自律・自戒した心」がないとできません。改善を続けることで自ずと穏やかな心は手に入りますし、環境も穏やかなものになっていきます。

ずっと批判の的になっているのに改善ができないレベルの低い数多の国会議員や、最近批判の的になっているお客さんにも社員にも感謝もできない無責任な中古車販売業の経営の方や、選民意識高く好き放題やって自分の立ち位置を失っている有名人の方々は「改悪」をし続けた極みなのだと思います。

改善も改悪もすぐには結果が出ないのでどれが正しいのか迷いながらの行動になりますが、改悪は迷うことが無いので「迷い」がある限りは改善ができていると思っていただいて大丈夫です。

改善は大変面倒ですが、失うことから守ってくれます。

楽をして失うか、面倒でも維持をするか。
どちらを選ぶかはあなた次第です(笑)。


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