見出し画像

神様とのお仕事⑥「普通の人」

神さんとのお仕事をさせていただくにあたり交わした約束事のお話の続きです。

四つ目は「普通の人でいなさい」
簡単に言うと「教祖様になるな」ということになります。

神さんの声を聞くお仕事はどうしても特別視されてがちなので気をつけないといけないことは何度か書かせていただきました。人の心を変えることは難しいので、その点を変えてくださいとお客さんに強制することはしないようにしています。その代わりに大事になってくるのが今回の「普通の人でいなさい」という約束ごとになります。

神さんから力をお借りしたとしても、僕の体は皆さんと同じように心臓は一つしかありません。魂も一つです。失敗もしますし、寝坊もします。何一つ僕自身の体に特殊なものは備わっていないですし、僕が何かをしたからではなく神さんに力を貸してもらえているからお仕事ができているだけなので、僕は何も偉くなければすごくもない「普通の人」なのです。

僕は普段は「整体師」として生活をしています。特に隠さなくてもいいのかもしれないですが、神さんは僕がこのお仕事のネームバリューを利用して、関係のないところで自分を良く見せることをとにかく嫌がられるからです。僕を偉くするために神さんはこの力を貸してくれているのではなく、神さんが皆さんに言葉を伝えたいから力を貸してくれているだけだということをこの仕事をするにあたっては勘違いしてはいけないのです。

これは僕の個人的な考えなのですが、神さんは「太陽」で僕は「影」にならないといけないと常に考えています。あくまでも僕は「表に立つ裏方」「一里塚」。僕を通して神さんの安心感を感じてもらったり、人生の道標に使ってもらえればそれで良いのです。僕自身が目立つ必要も僕自身を評価してもらう必要もないと思っています。

神さんは「この仕事を苦手な人にも気を遣いなさい」とも言われます。
何事にもそうなのかもしれないですが、とくに宗教的なことを警戒されるこ人はここ数十年の事件のせいで多くなっているように思います。この世界で生活をさせてもらう以上そのことは避けられないので、苦手だと言われる人にも気を遣わないといけないのです。

だからこそ、普通にご近所さんとのお付き合いもします。食事はこだわりなく好きなものを食べます。ほとんどの親せきはこの力のことを知りませんし、学生時代の友人や社会人時代の知り合いの一部の人以外にはこのお仕事のことは話していません。とにかく普段は普通の「気のいい兄ちゃん」でいるようにしています。

「自分のシンパに囲まれた居心地のいい場所だけで生活をするなよ」

神さんに最初の頃に何度も釘を刺された言葉です。偉そうな人になった時点で人の言葉の重みはなくなります。

自分の地位や職業は自分の「井の中」でしか通用しないものなので、井の外で何もなくても普通に生きられる能力がこの力を借りている人に一番必要だと僕は思っています。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?