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住育つぶやき22 家のお風呂での事故を防ごう!

家庭内事故の中で多い「浴室での事故」。
監察医として、家庭内事故の検死や解剖をご担当された経験を持つ医師の方から学んだ……家をリフォームしなくても今日から出来る対策です。


まず知っておきたいこと

突然てすが…フレイルとは何でしょうか?
病気ではないが、年齢と共に筋力や心身活動が低下して、介護が必要になりやすい状態=健康と要介護の間の虚弱な状態…のことだそうです。
高齢になれば誰でもなり得る状態ですね…


室内温度にめやすがあります

WHOでは、寒さによる健康影響から住む人を守る為に室内を暖かくすることを推奨しているようです。
家の中の最低推奨温度=18℃以上

なぜ18℃なのかと言えば…
人の体は、18℃未満で血圧上昇や循環器系疾患の恐れ、16℃未満で呼吸器系疾患への抵抗力が低下、5℃以下で低体温症の危険があるからだそうですよ

普段の時間を多く過ごす居間だけでなく、服を脱ぎ着する脱衣所や入浴の仕方の工夫により、健康管理や入浴中事故防止をしたいですね。


入浴中事故と寒さの関係を知る

入浴中事故は冬場に集中しているそうで、ほとんどは65歳以上のようです。居間や脱衣所が寒い家では、熱めで眺長め入浴をする傾向があるようです。


入浴中事故防止のために…


 ①お湯温度を高くしない 41度以下

熱めのお湯に入るとヒートショックを起こすリスクが高まるそうです。浴槽お湯と浴室内や脱衣所の寒さの差が大きいほど、血圧が上下に大きく変動し、失神、不整脈、心筋梗塞等を起こすことも。

失神して溺れて亡くなるケースはヒートショックの典型例だそうで、全国で約1万7千人が入浴中死亡と推計されるようです。



 ②シャワーを使ってお湯はり

蛇口から吐水しお湯はりするよりも、シャワーのほうか湯気が充満して浴室内を温めることができるからのようです。

 ③長湯は控える

のぼせる、溺れる の抑制に繋がります。つかる時間は10分程度がめやすのようです。

 ④入浴時は家族に声をかける

入ってからやけに長いなあ…と、家族が異状に気づきやすくなりますね。大丈夫?と声がけもしやすいですね。

 ⑤浴槽フタを目の前に置き半身浴に

血圧や血流の急激な変化の抑制、フタで溺れにくく出来るようです。

 ⑥浴槽からあがる時はゆっくりあがる

血圧や血流の急激な変化の抑制

 ⑦入浴前後は水分補給

脱水症状の抑制

 ⑧こんな時は入浴しない

・体調が悪いとき ・食事直後
・早朝や深夜  ・飲酒後
・睡眠薬や精神安定剤の服用後


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