住育つぶやき49 家とカビ…メンテ目線で発生しやすいのは?対策は?
家の中には…カビが生えやすい部分は沢山ありますが、建築メンテナンス視点から見るといつも感じる部位があります。 カビが発生しやすい材質、発生しにくくする工夫とは…?
その① キッチンまわり
シンクまわりでカビ生えやすいのはどこでしょう?
そうですね!シンクと壁の境目が、カビ生えやすいですね。水ハネしやすく、濡れたまま放置されやすい部位ですね。
矢印の辺りはカビ発生しやすいだけでなく、コーキング材(ゴムみたいな感触)が使用されていることが多いのでなおさらカビ生えやすいですね!
●対策は?
矢印付近を濡れたままにしないよう「から拭き」です。面倒ですが…しょうがないです。日頃の掃除に勝るものはないでしょう。
防カビタイプのコーキング材もあり、コーキングは打ち替えといって、カッターナイフ等で汚れたゴムを取り除き、新しいコーキングを施工することも可能です。
が、勘違いしていけない事があります。防カビタイプコーキングは、「カビ生えにくい材料という意味であって、濡れたまま放置してもカビが発生しないということではない」です。
コーキング打ち替えを検討されたい方は、コーキングを専門の仕事としているシーリング業者さんに相談すれば一番です。宛てを探せない場合には、水道業者さんや大工さんに相談してみて下さい。
その② ユニットバス
ユニットバスでカビ生えやすいのはどこでしょう?
そうですね!矢印の辺り…カビ生えやすいですね。壁に着いたお湯や湿気や水が、流れ落ちる際に水キレしにくく、濡れたまま溜まりやすい部位ですね。
床の辺りはどこでしょう?
同じですね!矢印の辺り…カビ生えやすいですね。
先程の台所シンクと同じで、矢印の辺りはコーキング材(ゴムみたいな感触の材料)が使用されていることが多く、材質的にもカビ発生しやすいですね!
●対策は?
お客様の実例談です。
シャワー後、写真矢印周辺に「お湯でなく水」をかけてみてはいかがでしょう。その上で余裕があれば、写真矢印付近をから拭きです。
面倒ですが…効果は絶大です。こちらのお客様は、この方法で約10年ユニットバス内にカビを発生させていません。遊びにきた友人が羨ましいと褒めてくれるんだそうです。とにかく脱帽!日頃の掃除に勝るものはないでしょう。
台所シンク同様、コーキング打ち替えお手入れできますが、ユニットバスについてはなるべくシーリング業者さんよりもユニットバスメーカーさん手配の職人さんに施工してもらうことをおすすめします。
材料や乾燥方法などやり方が違うからです。
ユニットバスメーカーが分からない場合は、水道業者さんや大工さんや建築士さんにまず相談、紹介や手配して貰ってはいかがでしょうか。
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