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【屋根雪トラブルまず把握!】雪止め金具を付けてはいけないところ
雪止め金具は、
屋根の上の雪が落ちないようにするため
つける金具です.
後付けも可能です.
付ける家とはどういう環境の方でしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1677401037803-nWnlKAUURP.jpg?width=800)
隣地や隣家へ落ちてしまう
玄関など敷地内歩行範囲に落ちてしまう
ですね.
生活するために支障がある場合に付けることが
圧倒的に多いです.
付ける位置や個数のめやすは
一般の方が判断するのは奨められず、
屋根を扱う工事業者(板金業者)に
相談し決定するのが望まれます.
専門的に、この金具を付けてはいけないところがあります.
それは軒先です.
落雪を抑えるために軒先に付けたいですが
雪止め金具位置で雪を抑えますので当然力がかかります.
軒先に雪止め金具をつけてしまうと軒先が折れてしまいます.
![](https://assets.st-note.com/img/1677399306958-7PwzfHYkDl.jpg?width=800)
ですから、一般的に軒先よりも下げ、力がかかっても屋根が
壊れない位置につけます.
どのくらい軒先から下げればよいのか
わかるのが専門業者です.
雪止め金具を軒先ギリギリにつけられないことで
生じる弊害もあります.
雪止め金具から軒先までに積もる雪です.
そこの部分はどうするの?
どうにもできません.
落ちるのですか?
そうとも限りません.
雪止め金具を付けた屋根の軒先は
写真のように氷状になることが多いのです.
![](https://assets.st-note.com/img/1677399373642-MWkFdyAedV.jpg?width=800)
軒先から雪止め金具までの屋根雪の下層が
氷になった場合、
なかなか落ちてくれません
溶けてくれない場合、
雪止め金具から軒先までの部分が
ドサッと落ちる
ことになるケースも多いです.
雪止め金具を付けると更に想定が必要なことは・・・
雪の雨漏り
軒先部分の雪をどうするか
を考えなければならなくなります.
厄介です.
雨漏りと軒先の雪のことについてはまたの機会にします.
降雪地域で困っている方が少なくありません.
相談ごとがあまりに多いからです.
出来れば、
家を設計する際には、落雪で支障ないよう
家を買う前には、落雪がどこに生じるか
について検討したいですね.
頻繁に通行する範囲に落雪しないか
敷地境界から家をどれだけ離すか
考える機会が欲しいですね.
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