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私なりの「住育」

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家や暮らしの建築的な情報を、多くの方にもっと身近に感じてほしいから書きます!食育があるのであれば住育も。そして私の経験なりに発信できる情報を!随時更新中!
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#仕事について話そう

住育つぶやき30 家を小さくする技術(げんちく)

皆さんは、減築という言葉をご存知でしょうか。 家の「増築や改築」を聞いたことがある方は多いでしょう…平屋を2階建てにしたり、一階に部屋をふやしたり。それの逆をする建築です。2階建てを平屋にする、一部解体して小さくするといった方法です。 どんな場合に選択肢として検討できるでしょうか? ●第二の人生(社会背景)を考えた減築 家族構成が変わり…部屋が余ってくる。子どもたちが進学や就職をきっかけに一緒に住まなくなる…そして独立し夫婦二人だけになる…よくある話ですね。 少子高

住育つぶやき38 家は3回建てないと満足できないか?

家について『よく耳にすること』って、現場や実態知ってる人からすると、実際どうなんでしょう? 3つほど取り上げました。 ●「3回建てれば…」満足した家になる?! やり方変えないと、何回建てようが同じです! かわりません! そんな道楽チックな話しじゃないっす(笑)。 建てる人の意向をくみ取りながら、一歩先を歩いてアドバイスや伴走してくれる相談相手がいれば、かなりの確率で納得てきる家は建てられます! これについては… 資格あまり関係ないと私は感じています…。 ●見積はしっ

住育つぶやき41 建築が豊かになる4つの要素

建築が『進歩や発展』していくためには、新しくつくる技術だけで良いでしょうか? 少子高齢化による人材不足や技術伝承危機が懸念されながらも、新築の技術はおそらくこれからもその時代でできる手法や方法で育まれていくでしょう! 一方では空き家か増えたり、資源を有効活用しなくてはいけない循環型社会から、新築の技術だけが発展していけば社会課題が解決していくでしょうか? 日進月歩があるのなら ① 新しくつくる技術だけでなく… ② あるものを直す技術、 そして ③ あるものを壊す技術 ④ 

【障がいを抱える方との交流で学んだ…】 コミュニケーションと心のバリアフリー

建築の設計と工事で経験してきたバリアフリー。 今回は、私が経験できた心のバリアフリーのお話しです。 私が30代の頃… 視覚に障害を抱えたマラソンランナーさんと交流がありました。長距離走は断固拒否だった私は、その方の流暢でじょう舌なお誘いの網にひっかかり…笑、週一回のジョギング散歩にはじまり交流をするうちいつの間にか…複数の市民マラソンでフルマラソン一部区間を伴走参加するまでになってしまいました。 加えて、マラソン仲間や障がいを抱えた方々仲間の方々とも交流するに至り、沢山の