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わたしと隣人のこと。

約4年程の隣人との関係について終止符を打ったので記録としてnoteを書きます。
古のオタクなので昔は小説書いたりしてたけど、こういうしっかりした文を書くのは久々なのでちょっと緊張。
記憶を思い出して書いているところと何らかのデータ(友達に相談など)をもとに書いているところがあるので実際とは若干違うところもあるかもしれないけど了承ください。


2020年5月、とても好きだった恋人にボロクソに振られ1週間以上まともにご飯が食べられない状態だったわたしに知人がマッチングアプリを紹介してくれた。
この恋人もなかなかアレな方だったのですが今は割愛。

それまでマッチングアプリを使ったことがなくて正直あまり良いイメージはなかったけど、周りでマッチングアプリで出会った人と結婚した人も何人かいたりして気にはなっていたのでノリで始めてみることに。
大量のいいねを捌きつつ、条件を絞って検索したところ、それはそれはタイプのイケメンが目に入った。
これが後の隣人だった。

隣人からはいいねを貰っていなくて、隣人が貰ったいいね数はかなり多かった。
これだけ沢山の人にいいねを貰ってる人がわたしなんかとマッチするわけないな、と思いながら初めて自分からいいねを送った。
すると、割とすぐにいいねが返ってきた。マッチした。
「可愛いね。お菓子作りが趣味なんだ。何か作って欲しいな」
そんなようなメッセージだったと思う。
手馴れているんだなと一目で分かったし、真剣な出会い目的じゃないんだろうなともすぐ分かった。
ただものすごく顔が良かったのでそれはそれとして会ってみたい好奇心が勝ち、翌日には会うことに。

隣人の車で夜景を見に行くことになっていた。
実際の隣人も画像と遜色なく整った顔立ちだった。
更には声も良かった。
頭も良くて、(下心があるからなのは分かりつつも)聞き上手で優しく、完璧なイケメンじゃないかと思った。
夜景は本当に綺麗で感動したけど、やっぱりそういう目的だったので怪しい雰囲気になり、その場は拒否した。

その後も連絡は取り続けて、所謂そういう関係にもなった。
彼は一人暮らしだったので家にも行きやすかったし、居心地もよかった。
人となりを知れば知るほど好きになっていったけど、報われない恋だと分かっていたので当時他に良い感じだった人と付き合ってみたりもした。
隣人とは縁を切らなくては、そう思ったけどやっぱり断ち切れなくて、でもそのまま彼氏と付き合い続けることも勿論できなくて別れた。

隣人と過ごす日々は変わり無かったけど、秋頃から少しずつ行為もなくなり、一緒に誕生日を祝ったりゲームしたりと友達っぽい関係になりつつあった。
同じ頃、仕事面では部署異動やら諸々あり環境が変わったことでわたしはすごく病んでいた。
耐えきれずに泣きながら隣人に電話をかけることも増えた。
彼はいつも優しい言葉をかけてくれて、それが励みになっていた。
この頃にはもう恋だったと思うけど、関係が壊れるのが怖くて気付かぬふりをしていた。

新年を迎え、彼からは職場のバイトの女の子の話を聞く機会が多くなった。
話を聞くにどうにもバイトの女の子は隣人に気があるらしい。
何もないなといいなと思っていた矢先、進展があった。
隣人がバイトの女の子に告白され、付き合うことにしたらしい。
わざわざ電話で報告をもらった。
少し素っ気ない態度をとってしまったわたしに「今から会う?」と聞かれて家の近くまで迎えに来てもらった。
その日はそのまま泊まり、何事もなく丸一日一緒に過ごした。
別れ際「わたしも好きだった」と伝えた。
「ありがとう」と一言言われてこの日は解散した。

4月末、わたしは会社を辞めて転職が決まっていた。
隣人には彼女ができたし、もう本当に関係を切らなくてはと思い、このタイミングで連絡を控えることにした。
「今までありがとう。楽しかったよ」そう言い合って関係を切った1回目。
こんな事を何度も繰り返すことになるとは当時は思わなかったのである。
約1ヶ月後、連絡をしてしまったのはわたしだった。
「ちょうど今日りあのこと思い出してた」
そう言われて、また前みたいに話をするようになった。
彼女とは上手くいっていないらしく、週に3回ぐらい彼から電話が来て、毎回3時間ぐらい話していた。

7月、彼女と別れたとLINEをもらった。
この時期、わたしはわたしで一人暮らしを検討していた。
隣人の住むアパートに空きがあり、賃貸サイトに掲載されていた。
もともと隣人の部屋の間取りがわたし好みで家賃も手頃でいいなと思っていたので、思い切って同じアパートに越してもいいか聞いてみたところ、びっくりはしていたけど了承してもらえた。
誤解なきよう言っておくと、これは本当に隣人の近くに住みたかったとかではなく希望条件に適したアパートがそこだったという感じ。
何件か内見に行ったけど隣人の住むアパートが総合的に見て1番良かった。
内見に行ったらまさかの隣で、これはわたしも予想外だったのでかなり驚いた記憶。
(お隣になることも隣人許可済み)

9月、念願の一人暮らしを始めた。
風邪をひいた時には看病してもらったり、仕事が激務の時はご飯を買ってきておいてもらったり、深夜に2人でコンビニに行ったりして、最初のうちは本当に楽しかった。
この時期も隣人は変わらず女遊びを続けていて、ある日、隣人のもとに来た女の子と遭遇してしまい挨拶を交わした。
部屋に入って隣人と女の子が談笑している声が聞こえて嫌な気持ちになった。
いつも話には聞いていたけど、本当に女の子と遊んでいる現場に遭遇してしまったことに激しく嫌悪感を抱いてしまった。
自分勝手だなとは思いながらも、彼と関わりたくなくて、電話が来たけど無視した。
インターホンも鳴ってそれも無視したけれど、彼はその場に立ちすくんだままで、仕方なくLINEを送った。
結論、ただのお隣さんという関係になろうという話になった。
これで縁を切ったのは2度目。

それから数ヶ月後、冬。
仕事から帰ってきたわたしはすこぶる体調が悪かった。
薬もなく、買いに行く気力もなく、明日も仕事で。
本当にどうしようもなくなって思わず隣人に電話した。
電話に出た彼は「どうした?」と今までと変わらない普通の返答だった。
体調が悪く薬が欲しい旨を伝えて買ってきてもらい、しばらく一緒にいてもらった。
それからまた自然と前みたいな関係に戻った。
時には2人でランニングに行ったり、彼の男友達が遊びに来た時には一緒に遊んだりもした。

そんなこんなで隣人と過ごす2年目の新年を迎えた。
3度目の縁を切ることになるのは「今年もよろしくね」という挨拶を交わして数日後のことである。
3時間の残業をして疲れきっていたわたしに隣人から電話がかかってきた。
疲れながらも電話に出たわたしに対し、隣人はやけにテンションが高かった。
「県外から最近引っ越してきたばっかりの女の子がいるんだけど、友達になってあげてくれない?りあとは気が合うと思う」そんな感じのことをテンション高めに言われた。
すぐ側から女の子の笑い声も聞こえる。
なんだか馬鹿にされているような気持ちにもなってその場で怒りたかったけど、一緒にいる女の子に嫌な気持ちにさせるのは気が引けて「仕事で疲れてるから後にして」とだけ伝えて電話を切った。
「友達になるつもりはない」なんて女の子本人がいる場では言えず、電話を切った直後に隣人宛にLINEを送った。
こういう気持ちになって不愉快だった、という気持ちを伝えたけれど隣人からの謝罪はなくて、それもまたわたしをイライラさせた。
既読無視され数日、耐えかねたわたしがLINEを送り、またもや縁を切ることになった。
これが3度目。

この時は流石の隣人も怒っていたようで、顔を合わせる機会があってもそっぽを向かれたりした。
何度か隣人の部屋から女の嬌声が聞こえてクレームのLINEを送ったことはあった。
変わらないなとこの頃にはわたしも少し呆れていた。
ある朝、家を出るタイミングが完全に同じだった事があった。
バッチリ顔も合わせてしまい、お互い無視を決め込むことも気まずくて普通に挨拶を交わした。
この日から、前のようにとは言わないまでも時々LINEをするようになった。
また前みたいな関係に少し戻れたことが嬉しく思えた。

会社行事で飲み会に参加し朝4時に帰宅した6月某日。
物音がして目を覚ますと外に大きなトラックが停まっていて、荷物を運び出すのが見えた。
物音の正体は隣の部屋からで、トラックに荷物を運ぶ隣人の姿も見えた。
大々的な模様替え?そんなわけないよな、でも引越すとかそんな話も聞いていないし。
以前のように友達という程の間柄ではないにしろ、知人程度ではあるはずだし、引っ越すなら連絡をくれると思っていた。
もしかしたらこれから連絡くれるのかなと思ったけれど特に連絡もなく、結局夕方にわたしからLINEを送った。
彼女と同棲することになったから引っ越した、との事だった。
同棲することは勿論、彼女がいることも知らなかったわたしはとても衝撃だった。
ショックとか嫉妬とかではなく、仲良くしてきたつもりなのに言ってくれないなんて水臭いなと思った。
隣人はいろいろ悩みがあるらしく、彼女には話せないからわたしに会いたいし話を聞いて欲しいと言われた。
彼女がいるのにわたしを頼る意味も理解できなかったし、彼女の事も嫌な気持ちにさせてしまうと思ったわたしは「彼女はわたしの事を知ってるの?」と一言聞いてみた。
「ややこしくなるから彼女には言ってないし今後言うつもりもない」という返答だった。
「浮気だと思われてトラブルになっても嫌だから気をつけて欲しい」と伝えると「それが心配ならもう連絡取るのはやめてもいいよ」と言われた。
そっちから頼ってきて自分勝手だなと感じたけど、彼のメンタルが弱いことも分かっていたので話は聞いてあげたいなとも思っていた。
語気が強くなっていく隣人を宥め、話を聞こうと思ったものの「もういい」の一点張りで、4度目の縁を切ることになった。
この時はお互いブロックもしていて、もう完全に連絡が取れない状態だった。
隣人が部屋を出てから、不思議とわたしの隣には誰も引っ越してこず少し寂しい気持ちになったりもした。

若干の寂しさはあったものの、隣人がいなくても楽しい一人暮らし生活を送っていた。
嫌なことがあると「隣人に話したらなんて言ってくれたかな」と、ふと考える程度だった。

特に何事もなく--という訳でもなく、隣人がいてもいなくても様々なトラブルや悩みはあったけど季節は移ろい、また新年を迎えた。
2023年春、まあそろそろ彼氏がいてもいいかもなと思い隣人と出会ったぶりにマッチングアプリを再開した。
ここでも様々な男性に会い、本当にゴミクズのような男にも遭遇したり色々な出来事がありましたが割愛。

5月、初めての年下彼氏ができる。
本筋とは関係ないので詳細は省くが、The 犬系彼氏といった感じのユーモアのある優しい彼氏ではあった。
嫌な人ではなかったけど、犬系というのが自分の好みから外れていたのだなと思う。
それまで”頼れる大人な男性”が好みだった自分にとって、彼氏は幼く頼りなく感じてしまった。(4つも下だから今考えると当たり前なのかもしれないが)

些細な事でわたしが文句を言ってしまい、耐えきれなくなった彼氏に振られた7月末。
正直、好きか嫌いかなら好きだけど特別好き!という気持ちが強かったわけでもなく、上手くいっていない事も薄々分かっていたわたしとしてはショックは全然なかった。
むしろこれで良かったなとまで思えた。
ただ、隣人はどうしているのだろう、話を聞いてもらったらどんな反応するかな?そんな事が気になってしまった。

振られた直後、ブロックしていたLINEを解除し「元気?」とだけ送った。
それからしばらくして返事が来た。
隣人もブロック解除していたらしい。
ちょうど数日前にLINEを送ったばかりだと驚いていた。
深夜、そのままわたしの家で会うことになった。
最後に連絡をとってから1年以上経っていたので、その間のお互いの近況報告をしあった。
2時頃だったか、完全に深夜テンションになっている中、隣人は結婚相手の条件のようなものをいくつか確認してきた後、少し照れながら「結婚する?」と問いかけてきた。
言っている意味が分からなくて、わたしの頭は?でいっぱいだった。
順を追って説明してもらったところ、お互いの条件がマッチしているっぽい感じであった。
なるほど、今流行りの(?)契約結婚的なやつなんかなと思い、わたしは深夜テンションのまま承諾した。
翌朝、流石にノリで決めすぎたことを反省して、もう少しいろいろ話し合いたい旨を伝えた。
隣人も流石に昨夜の話だけで事を進めるつもりはなかったようで、話し合いの時間を設けてもらった。
お互いの給与から同棲先の部屋の条件、子供は何人欲しいか、親への挨拶は、引越しスケジュールなどかなり具体的に話し合った。
もともと実家に戻る予定だったので、9月からは新居に引っ越そうという話になった。
契約結婚的なやつかと思いきや、ちゃんと好きで結婚したいと思っていることもわかった。
なんて言われたかあんまり記憶にないけど、何かとタイミングが合うことが多くて(連絡タイミングとか)何でも話せるし一緒にいても気楽だし外見も好きだと思ってる、的な感じだったかと思う。
薄れかけていた彼への気持ちが再熱し始めた出来事でもあった。
ずっと好意を寄せていた相手に、やっと好きだと言ってもらえたのは本当に嬉しかった。
自分の気持ちがようやく報われたんだなと感じた。
と、ここまではいい話っぽいけど幾つか問題もあった。
隣人はまだ彼女と別れていなかったのだ。
まず第一課題は彼女ときっぱり別れること、次に隣人の家族への結婚の挨拶がネックだった。
本当に彼女と別れられるのかが1番不安だったし、それが出来ないことには話も進められないなと思っていた。

不安も沢山だった矢先、わたしは初めてコロナに感染してしまった。
この時も物資を届けてもらったりと隣人のお世話になっていた。
コロナの症状も落ち着いた頃、隣人と会って今後の話をした。
彼女とは別れる方向で話は進んでいるものの、お互い他に住む家もなく隣人が家を出るまでは共同生活を送るようだった。
わたしの退去日が近づいてきていることもあり、話し合いの翌日には内見に行った。
何件か見て2択まで絞った後、改めて話し合いをすることになった。
どっちの家がいいかについては答えを出せないまま「彼女とヨリを戻すか、りあと結婚するか、どちらも選ばず1人で頑張るか、もう少し検討したい」と告げられた。
8月ももう中旬。わたしが退去するまであと2週間程のタイミングで、正直検討するのが遅いなとは思った。
でもこの選択で今後の人生が変わってしまうし、お互いしっかり考える時間は必要だなと思ったので了承した。

それから数日後、話がしたいという隣人を家に招いた。
結論から言うと、全ての環境が変わってしまうのは精神的にも負担がかかるので一旦1人で頑張りたいとの事だった。
隣人は県外への転職が決まっていたので、仮に同棲を始めたとしても普段は別々に住む予定だった。
家も仕事も彼女も変わってしまうのは〜ということなのだろう。
頭では分かっていても理解したくない気持ちもあり、5分ぐらい泣きながら暴言吐いてたのは覚えてる。
彼は困ったように何度も謝ってくれて、少し頭が冷めた。
彼の意思は固く、周りが何を言っても変わらないなと思ったので想いを尊重して応援することに決めた。
「今でも気持ちだけで言ったら一緒になりたいと思ってるし、好きだし可愛いと思ってるし触れ合いたいとも思ってるよ」って言われてまた少し嬉しくなった。

その後も何度か会ったり電話したりして、彼の引越し当日を迎えた。

仕事が落ち着いてきた11月、久しぶりに隣人に会うことになり、わたしは隣人の家まで向かった。
この頃わたしはわたしで仕事が上手くいかずメンタルがボロボロだったので、たくさん愚痴を聞いてもらった。
最初のうちは楽しかった。
好きな人と一緒に過ごせるだけで幸せだと思った。

隣人はメンタルがあまり強くない方だと思うけど、仕事のこと・プライベートのこと、いろいろ悩みは尽きないみたいで病むことも多くなった。
支えてあげたい気持ちはあったけど、自分も仕事の事で病んでいて正直手一杯だし、すぐに駆け付けられる距離じゃないこともあり、あんまり力になれなかったんじゃないかと思う。

大晦日、隣人から連絡をもらった。
こっちに帰ってきているようだったが、とても病んでいて自○するかもというような意味合いの言葉をもらった。
わたしに会わずに帰る予定だったみたいだけど、まずいと思ってどうにか引き止めて会ってもらった。
悩みを解決したくていろいろ話を聞いたけど、「家族を養うのが自分の生きる楽しみ」というような感じだった。
だったら元カノでもわたしでもどっちでもいいけど、やっぱり籍を入れるか、今の居住地近くで彼女作ればいいのにというのが正直な感想だったし、思わず口に出してしまった。
やや気まずい空気が流れた。
どうにか気まずい空気を変えてその日は解散した。

隣人は多分わたしのことがまだ結構好きだったと思うけど、この辺りから隣人への冷めを感じていた。
言い忘れていたけど隣人はアラフォーである。
子供は2人希望。
最近巷では男性が高齢な場合にも出産リスクがあるような記事を見掛けたりして、彼が思い描く人生設計に乗っかることへの不安を感じた。
どうしようもない事だけど、彼のメンタルの弱さも引っ掛かった。
1人ならまだしも2人もこの人と子供を育てていけるのか?と疑問に思った。

2024年に突入し、わたしの退職日も迫っていて隣人を気にかける余裕はなかった。
彼も忙しいのか、あまり連絡は来ず次はいつ会うかなどの話もなかった。
くだらないLINEが来ては返信し、既読無視になりまた数日後にはくだらないLINEが来ての繰り返しだった。
意図の分からないLINEにストレスを感じるようになってきた頃、久しぶりの着信。
とりあえず出てお互いの近況報告をした。
2年後にはまた別の県へ転勤してそこに定住しようと考えてるという話を他人事のように聞き流していた。
「…一緒に来てくれる?」そう聞かれて初めて自分事だったのだと分かった。
まず2年も先のことを”はい”とも”いいえ”とも答えられるわけがなくて困ってしまった。
隣人への恋愛感情も今はないけど先のことは分からないし、今聞かれてもなと思った。
一緒に来てほしい気持ちがあるならまずは付き合うのが先では?とも思ってしまった。
とりあえず”はい””いいえ”ではなく客観的に見た一般論を伝えた。
隣人の事を今はもう好きじゃないという事は電話よりも直接言ったほうがいいと思って伏せておいた。
この日の電話でわたしはもう完全に隣人への気持ちが冷めていることを自覚した。

その後もくだらないLINEが何度か来た。
仕事で病んだ時、今度電話したいと伝えたけどそれについては触れられなかった。
退職日にも、前だったらLINEをくれたけど今回はなかった。
わたしが冷めてきていることを隣人も薄々勘づいているんだろうなと思った。

早朝7時半頃に突然電話をもらった。
急用でもなく、仕事の状況を伝えたかっただけのようだった。
4年近くの仲でわたしが朝弱いことも知っているだろうに、その時間に電話をかけてくる気遣いの無さに少しイライラした。

それから2週間、特に何の連絡も無かったけどまたしても早朝7時半に着信があった。
着信音で目が覚めたけど電話は出なかった。
数時間後に電話に出れなかった事への謝罪と用件確認でLINEを送った。
すぐに既読になったけど返事は来なかった。
返答に悩むような内容でもないし、自分の都合だけで動いていて身勝手だなと思った。
夜になって、急ぎじゃなければ電話の時間を考えて欲しいと送った。
今度はすぐに返事が来て、今後は気を付けるとの事だった。
ここで話を終わらせればよかったのかもしれないけど、電話もタイミングが難しく会おうという雰囲気にもならず、今思ってることをこのまま伝えてしまった方がいいなと思った。
端的に言うと「都合よく使われてる感は否めない」という点を伝えた。
「そう思ってるならもう関わらない方がいい」とすぐに返事が来た。
彼は「都合よく使われている」とわたしが言うといつも同じ返答をしてくる。
過去にも何度か同じような言い合いをしたけど、そんなつもりが彼にないのであれば、都合よく使われていると思わせない言動を心掛けるべきだと思うし、どう思っているのかをストレートに言葉に出すべきだと思う。
喧嘩がしたいわけじゃなくて話し合いがしたいのに、それに応じてくれないのはいつも隣人の方である。
喧嘩がしたい訳じゃないことも勿論伝えたし、言い争いにならないようにできる限り優しい口調で伝えたつもりだったがそれでもダメだったらしい。
何通かのやり取りの後、「さようなら」と締めくくられてLINEはブロックされた。
これが5度目の出来事だ。
わたしもブロックしたし、もう今後関わることは本当にないだろうなあと思う。
今まではお互いがお互いにまだ好意がある状態だったので結局断ち切れず…という感じだったが、今回は少なくともわたしはもう隣人への好意がなくなってしまったので。
「生きるって難しい」と本人も最後に言っていたけど、特に難儀なタイプだと思うので大丈夫なのかなって心配は多少ある。
でも生き方を変えられないならこのまま突き進むしかないし、頑張って欲しいとは思う。


改めて振り返ってみて思うことはわたしの意思が弱すぎたなーと。
ほとんどの場合、関係を切った後はわたしの方から連絡しているので、わたしが我慢できていればこんな複雑なことにはならなかったなと思う。
まあでも5度目にして完全に冷めたし未練もないので、結果良かったのかなと思うことにする。

別件だけど4年の間で転職しすぎていて、今はそっちの方がショックを受けてます。
転職回数が多いことを気にしているので……
ただこちらについても、わたしの忍耐力不足とかというよりは定着率の低い会社にばかり入ってしまったことが要因なので、会社を見る目がないんだなと最近知りました。
隣人や数々の男性エピソードから考えるに男性を見る目もないのかもしれない。
他の男性面白エピソードは気が向いたら書くかもしれない。
以上です!

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