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人間迷路

光を抜けるとそこは白い空間だった。周りには何も無い。ほんとに真っ白な空間。何が何だかさっぱり分からない。さっきまで真っ暗闇だったのに、、、、。一体どこなんだここは??

一度引き返そう。怖いがしかたない。一度来た道を引き返そうとしたがさっきまであったはずの扉はなかった。

「どうなってるんだよ。おい!! ここからだせよ!」

僕は今までにないくらい大きな声をだし、そして怒っていた。 声が空間内に響きわたる。自分の声が反響しているのがわかる。「僕、、、、。こんな声だったんだな。」

久しぶりに出した自分の声に驚いていた。声は低く少し野太い。 声変わりしたいた。 自分の声を聞いたのはいつぶりだろう?? 声を出したのはいつぶりだろう?? 

いつから声を発しなくなっていたのか。自分でも良くわからない。そもそも今何歳になった??どれくらいの時間が過ぎたのか?? そもそもこれは、、、、現実なのか??

色々な疑問が頭をよぎるが、僕はまた歩き始めようとしたその時、また目の前が光始めたが、光は一瞬で消え去り謎の物体が姿を現し、僕に語り始めた。

「僕はRass。宜しくね。」 僕はその場で立ち尽くした。

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