情報(LAN)設備計画(基本設計)

情報(LAN)設備計画について記載します。

情報設備の計画図は通常と同じ平面図に記載します。
通信引込(電話共用)、端子盤(電話共用)、幹線(ケーブルラック(電話共用)含む)、情報(LAN)プロット、系統図、工事区分、機器が本工事であれば機器仕様を記載します。   

LANの幹線ルートは電話設備と共用するので、電話設備で足りない部分にケーブルラックを追加します。例えば、サーバー室は電話で使用しませんが、LAN主装置を設置するので、サーバー室へラックを敷設します。
LAN幹線を実装する場合はLANケーブルを計画します。幹線亘長が100mを超える場合は、光ケーブルとし、両端に光成端箱を設置します。
100mを超えるまでの間に中継HUBを設けてカスケード接続とすることで、光ケーブルを使用しない構成とすることも可能です。
LANケーブルは4Pのケーブルを使用することが大半になります。
通信数の多い事務室等で24Pを使用することもあります。
LAN幹線はLAN種別でそれぞれ敷設するのが一般的です。
例えば業務用、医療用、教員用、物流用等使用目的のLANが違うようであれば幹線のLANも機器も分けます。(別ネットワークを構成する為)

端子盤内または、別置でHUB盤を設置して端末のLANとLAN幹線を接続します。
HUBの口数(ポート数)は5、8、12、16、24、36、48Pをから必要なものを選定します。(内1Pは幹線接続に使用)
LAN1個につき1ポートを使用しますので、そのHUBが受持つエリアのLANを賄えるポート数を選定します。
幹線を光ケーブルとした場合は光成端箱(スプライスボックス(光の終端処理機材))とメディアコンバーター(光をLANに変換)を両端に計画して、端末のLANと接続します。

LANアウトレットは本工事の場合、8極8芯としてLANの受口を設置します。別途工事の場合はノズルプレートか、ブランクプレートを設置します。
LANは主に居室へ設置します。
設備監視をLANで行う場合は、それ用でLANを計画します。
事務室等のOA床部分にLANを計画する場合は、モジュラーローゼットとするか、LANプラグにて設置します。LANが多い(6個程度固まって設置)場合は島HUBをOA床に設置します。島HUBのポート数は先ほどのHUBと同じ考えになります。

工事区分の考え方は電話と同様の考えとなります。

以上となります。

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