監視カメラ設備計画

題記について記載します。
監視カメラ、ITV設備はメーカー依頼にて作図を行います。
防犯設備の一環となりますので、機械警備に組込むことで、機械警備会社へ作図依頼することも可能です。

監視カメラの設置は運用によりますが、大半は防犯目的となり、それ以外であれば製造工程の記録、スタッフの勤務状況把握等になるかと思います。
車両入出庫管理目的で設置する場合もありますが、その場合は車路管制設備に組み込みます。

監視カメラ設備で必要となる機器は以下となります。
ITV架(カメラの記録を残すハードディスク、カメラ映像を切り替えるスイッチャー、モニター等を搭載する主装置)、
モニター(必要に応じて)、監視カメラPC(必要に応じて)
HUB盤(ネットワーク方式の場合)
ITVカメラ

ITVカメラは以下の種類、形状があります。
ドーム型(埋込、露出・屋内、屋外)、ハウジング型(屋内、屋外)、屋外ポール取付型(ドーム、ハウジング)、防爆型カメラ、クリーンルーム用カメラ
ドーム型は半球体、ハウジング型は長方体の箱形状となります。

設計の進め方
監視カメラ有無の確認(概要書にて施主確認)

各室緒元表作成またはここでメーカー依頼

緒元表にて設置室の要否確認後、平面にカメラを計画(メーカー依頼済みであればメーカー提案図を受領)

システム図、系統図作成(メーカー対応)
以上となります。
外構にカメラを計画する場合は、他設備と合わせて図面化するのが一般的です。

監視カメラ設備にはネットワーク方式(LANや光ケーブルで通信)と、アナログ方式(同軸通信)があり、近年ではほぼ、ネットワーク方式を採用します。
アナログ方式は小規模な案件や管理者非常駐の建物等で採用することがあります。

管理者非常駐の建物ではモニターを設置して監視することがないので、なにかあった時にハードディスクに保存されたものをUSB等で確認するのが主流です。

ハードディスク容量はカメラ台数により変わりますが、特別要求がなければ、1週間分記録して、随時上書きとします。

メーカー作図依頼をかける為に、早期に施主打合せを進めることがポイントとなります。

以上となります。

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