アセンダントの成長について
2024年2月25日(日) 書きたいこと
占星術の「アセンダント」というポイントについて、数日に分けて
この頁の中で、少しずつ書いてゆきたいと思います。
私は以前、「アセンダントの第一印象についてうなずけますか」という記事も書いていますが、あれから学びを進めているうちに、当たっていることもあると分かってきました。
これは「第12ハウス(室)と第1ハウス(室)の星座の共有について、「2つのハウスは地続きではないものの、星座の影響がある」ことに関して注意が必要です。」
ということで、アセンダントについて学んでいくうちに、人生が進むと共にアセンダントも成長して、顕在化してくる事がわかったからです。
私のアセンダントは乙女座です。
38年生きてきた中で、乙女座が成長したなと思うことを書きたいです。
占星術を学ばれている方の何らかの参考になったり、占星術に興味を持つきっかけになれたりしたら嬉しいです。どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。
今日はここまで!
2024年2月26日(月) 乙女座とアセンダントの説明
乙女座とはどういう星座かを述べると、分析するのが得意、事務作業は朝飯前、整理整頓が好き。経理や薬剤師などの高度な資格を用いた職業につく、きちんとしたイメージです。
また使用人のサインであり、よく言えば労働者を意味しますが、少し昔で言えば実は奴隷のサインでもあります。
これはもとから乙女座が12星座の中で、第6ハウスを担当していて、お給料をもらう労働の部屋を担当することからきています。
自分の使用人運を表したり、自分が使用人になった場合、言わば雇われになった場合の運勢を見るお部屋を表すのが乙女座。
アセンダントについて説明すると、その人がこの世で生まれた時に、この肉体、この行動様式、この思考回路を与えるので、生きていってくださいねというポイントを表しているポイントで、第1ハウスの起点のポイントが、何座にあるかでわかります。
ご自身の生まれた時間がわかる方は、無料のホロスコープ作成ツールで確認できます。「牡羊座なら元気いっぱい」、「牡牛座ならまったりしていて心地よいものが好き」、「双子座なら知的好奇心を求めて旅をする」、かのように周りから見える言動を行い、成長によって実際そのような人になってゆく性質がわかります。今日はここまで!
2024年2月27日(火) 乙女座について
乙女座についてもう少し掘り下げると、乙女座とは、物質星座の2番目にあたる所に焦点を当ててみます。
物質星座とは12星座を火地風水という4つの属性に分けた時に地属性となる星座を指します。
火:牡羊座・獅子座・射手座
地:牡牛座・乙女座・山羊座 ←ここ
風:双子座・天秤座・水瓶座
水:蟹座座・蠍座・魚座
地属性の牡牛、乙女、山羊は順に成長過程を表しており、牡牛座は自分の好きなもの、心地よいものを集める星座です。収集家。次の乙女座がその牡牛の段階で集めたものを維持しようとする星座になります。体も物も、使っていてもいなくてもメンテナンスが必要になります。乙女座は大切に、たいせつにしようとする意識を持ち合わせており、次の山羊座になると、それをどんどん積み上げていって、世に活かそうとする星座となります。
この頁では乙女座に焦点を当てているので、乙女座に絞って述べると、乙女座は維持がテーマとなります。太陽乙女座さんは、掃除やメンテナンスが得意ではないでしょうか。昨日の記事では奴隷を表すとも書きましたが、これは一生懸命に働くことからもきています。悪く出るとワーカホリックになりがち。それが尽くしすぎていることに氣がつかないくらい頑張ってしまいます。
乙女座の方々、そんなことはありませんか。今日はここまでにします!
2024年2月28日(水) わたしのアセンダント乙女座の成長の場合
維持がテーマの乙女座なので、医療も表すのがおもしろいところ。占星術では全てのことを12の部屋や星座に割り振って考えます。お医者さんや薬剤師さん、車の整備士さんを仕事にしている人に多いと言われています。皮革製品の修理屋さんもいる事でしょう。他には経理を担当していたり、会社に社会になくてはならないのが乙女座的な事です。
そしてやっとついに、わたくしのアセンダント乙女座が成長したなと思うことを述べられます。
本当に大袈裟な事ではないのです。期待してしまった方、すみません。
折り畳み傘をたたまなかった小学生が、矯正してたためる性質を身に付けられたという小さな事です。
私は折り畳み傘を畳むときは、学校の玄関に着いたら傘をたたんで、生地がグシャっとしたままバンドでぐるっと留めて、傘袋につっこむ。以上!で終わりにしていました。それ以外の考えがなかった。親が折り畳み傘を使っていた事もあるだろうけれども、特に気に留めもせず毛ほどもたたみかたについて考えたことがありませんでした。
ところがどっこい。
小学生の時に、ふととなりの席のおともだちを見たら、なんと席についてゆっくり折り畳み傘のひだを、折り線に沿ってきれいにたたんでいるではありませんか!!
あの時の静かなカルチャーショックたるや。
「な、何しておま!?」さてさて幼い私はどうしたか。今日はここまでです!
2024年3月1日(金) アセンダント乙女座の成長過程
最初はそんなお友達を見て、「細かい」とか「めんどうくさい」、「ちまちましている」とか否定的にしか見ていなかったのですが、何度も見ているうちに、
どうも、世間は違うぞという事が見えてきた。自分だけの視点、自分ばっかりの考え方に、ヨソさまはどうしているかという事を考えがプラスされてきた。
見渡して、観察するようになっていくと、割と他の子も、折り畳み傘をていねいにたたんでしまっているではありませんか。Oh,boy.です。
そして私は「めんどくさっ」から、「たたんだほうがいいかも。。」と徐々に思うように変化していきました。ここの移行期は1、2年はかかったと思います。のべつ雨が降っている地域ではなかったですし、折りたたみでない傘を使う日もあったから。
心境の変化はあったけれども、もとから大雑把な性格を矯正してゆこうとする訳ですが、ここから数年を要する事になったのです。今日はここまで!
2024年3月4日(月) アセンダント乙女座、どうする
「めんどい」と「きちんと」のはざまの葛藤を1年ほど経て
折り畳み/たたんだほうが/いいのかも
と一句読みつつ、折りたたむ方がよろしいであろうという結果に至った小学生の私。
ですが、そうしようと思っても、今までぐしゃっとまとめていた折りたたみ傘ではシワが出来ており、容易ではありません。
「最初から」「きちんと」を「継続」しないとアカンのかと悟る。新しい折り畳み傘を買ってもらえたら、たたんでみようと決心するのでありました。
そうして、ふつうの傘より折りたたみ傘の使用頻度を増やし、暴風だか台風だかで、壊れてしまった時を好機と捉え、親に新しい物を買ってもらった私。これからはたたんでみると意を決したにも関わらずー根っからのズボラッ子。何度か継続したのち、急いでいる時にめんどうになって、またグシャっとする訳です。。本日はここまで。成長は遅々としたものであります。
2024年3月5日(火) 自己満足と共に
一度くらい。。と思っても、折り畳み傘のシワは、一度で深く刻まれてしまいます。化繊とは言え、濡れた布をぐしゃぐしゃにして小学校で授業を受けている何時間も放置しておくので、たったの一回でもう後戻り出来ない。
しまった。。
やっちまった感満載でも、この傘がご健在なうちはきれいにたためる事はありません。ピシッとは畳めなくても、なんとかそれっぽく畳むよう心を尽くした。
こんな苦虫を噛み潰した気持ちを持ちつつ過ごした日々。次こそはと例え時間がなくともたたむべし。時間に余裕は持つべし。と、しわくちゃ傘に向き合う度に言い聞かせる私。
このような過程を経て、「折り畳み傘をたたむ人」へと変化していきました。
たたむ方がいいとかたたまないのが悪いとかではなく、
単に自己満足の問題です。
たためると達成感がある。
だらしない自分に、できる事が一つはあるという小さな希望。(大袈裟!)
我がアセンダントの乙女座の、物を大切に維持しようとする性質は、このようにして、何年もかかかって成長してゆきました。
これを書いていたら、自分の中の乙女座的な要素が他にもあることに気が付きましたので、別途また書いてゆけたらと思います。
どうもありがとうございました。完!
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