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癌と向き合う36歳の挑戦日記 1

8月4日金曜日
家族3人で早起き。息子が眠そうな眼差しで、「おはよう」と私たち夫婦に声をかけた。私達がまだベットにいることが嬉しかったようで息子は今日一の笑顔だ。今日は始まったばかりだからそりゃそうだ

いつもは朝起きるのが遅い息子。
起きると一人で階段を降りてくる。
キッチンで朝の仕込みや準備をしている私たち夫婦のもとへ眠い目をシパシパさせながらトボトボ歩きやってくる。
息子は言う

「朝のきゅーしよ」

3人でおはようと言いながら抱き合う。
これがいつもの日課。
幸せな時間。

私たち夫婦はこれで充電満タンになるのです。

でも、今日はそれが起きてすぐ、ベットの上でできたことに息子は大喜び。早起きは三文の徳。きっと身をもって学べたことでしょう。

さてさて、私はというと、今日も目を覚ますと頬に涎の跡が。
汚くてごめんなさい。
舌の痛みが強くなってから寝ている時に涎が垂れることが多くなりました。

きっと何か影響しているんだろうと思いつつ、今日も朝起きて口と頬を洗いに。

舌の痛みは動かし始めや、ごはんの食べ始めに特に痛みを感じます。
なので、朝起きたら恐る恐る舌を動かす。
昨日より痛みが、腫れが引いてるといいな、と毎日願いながら、、、
「あ、いたっ」
やっぱり痛かった。まあ、今日も無理せずいきますか。となるのです。

すりガラスの窓からは、朝日が青空と寄り添って優しく降り注いでいる。心が柔らかくなります。自然の力はすごいな、と改めて感じる朝です。

朝日を直にと思い、窓を開けました。

熱風。。。

バタン。一瞬で窓を閉めてなかったことに。

最近は毎日猛暑日。ここ青森県でも異常な暑さで熱中症の心配ばかり。妻は一日遅れの熱中症によくなるので注意しなければですね。

こんな猛暑の中、本日8月4日は八戸のお祭り「三社大祭」の最終日。

昨日は息子が祭りに参加しました。暑い中、子供にとっては長い長い道を山車(だし)を引いて歩く。顔を真っ赤にしながら小さい歩幅で一生懸命歩く。

なんだか感動してしまいました。

数年ぶりに行われたお祭り。

祭りを見ている群衆(私たちを含め)は皆んな笑顔。
そんな笑顔を見て感動している妻。そんな妻をみて感動している私。

今まで当たり前に毎年夏に行われていたお祭り。

当たり前なことって、すごく特別なことなんですね。
日々の当たり前に感謝ですね。

なんだか病気になって改めてその気持ちが強くなった気がします。

ありがとう癌、いいとこあるではないか!

昨日はお祭りでヘトヘトになった息子を抱っこしながら歩いて帰宅。
親子は早めに就寝。お陰で今朝皆んなで早起きできたのでした。
そして筋肉痛の父でした。

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