『太宰治-主治医の記録』中野嘉一
閉鎖病棟収容。精神の箍が外れ目を覆う程の醜態と酷い禁断症状を晒すパビナール中毒の入院患者「津島修治28歳」を冷静に描写する主治医である若き精神科医。後の「HUMAN LOST」と「人間失格」の原点の欠片を中の人の観察と考察の文章で読めるのはいい。
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