見出し画像

「怒るカラダ」を読みました。

おのころ心平さんという方が書かれた
「怒るカラダ」という本を読みました。

怒りは体内に蓄積される、という話しを
以前、聞いたことがあったので興味津々。


怒りは体内の低気圧?

地球は、好転も自転も左回り。
この動きによって、
低気圧も「左回り」だそうです。

お天気の低気圧は左回り。
そしてパワーを保ちながら上昇するそう。

一方で
人間の身体は「右回り」の原理で
お腹から見たとき
食べ物の流れも
体内を巡る血液の流れも
「右回り」だそうです。

怒りは「胃」とか「腸」のあたりで
発生するようです。


ストレスの発生は


右回りが順行であるなら
左回りの「怒り」は逆行ということですね。

なるほど~!
それが「ストレス」になるんだ!
と素直に納得(笑)


怒りが発生して
すごいパワーで上昇すると
「頭にくる」「逆上」「怒髪天を衝く」
となるようです。

もしかすると
「瞬間湯沸かし器」という言葉と
似ているかもしれません。

*「瞬間湯沸かし器」は
すでに知らない世代が多いかも…


他者にぶつける「怒り」

我慢を続けると、
それがいつしか「怒り」に変わったり、
また、何かの拍子で弾けてしまうことも。


数年前、
少し混雑していた電車に乗った時のことです。

後ろから大勢の人が乗り込んできたので
私は奥へ奥へと押されていました。

次の駅で停車した際、
若い男性が、
思いっきり私の足元を蹴飛ばしました。
「え?」と一瞬よくわからない傷みのような感覚…
足元を見たのですが
「何でもない、気のせいか」と。

私の後ろを行ったその若い男性に
一瞬、違和感を覚えたと思ったとたん…

「人の足を蹴飛ばしやがって!このくそばばぁ」(?)
という声が聞こえたような気がしたので、
(言葉がわるくてすみません…)

急いでその男性を振り返ったのですが、
人込みに紛れて降車していってしまいました。

気のせい?と思いつつ、
状況を整理して、私は急に青ざめました。

傷みはまったくありませんでしたが、
私自身は、その男性の足を蹴飛ばしたことに
まったく気づいていなかったのです。


知らないうちに
他人様に不愉快な思いをさせていた、
ということと、
もっと恐ろしかったのは
その「報復」でした。

やられたらやり返す


こんなことがあるんだ…
満員電車では
足を踏まれたりすることもあるだろうに…
そもそも、わざとやったわけじゃないのに…
もっとひどいことになっていたかもしれない…

いろんな思いが交錯しました。

「やられたらやり返す」
確かにそう思うのかもしれない…だけど。。

その若い男性は

蹴られた→ムカつく!→相手を確認する→
やり返してやる!→仕返しの方法を考える→
実行

私に蹴られてから(?)、次の駅で降りるまでの間に
見ず知らずの他人に「仕返し」するために
一瞬でここまで考え行動したことに怖くなりました。


おばちゃんだからできたの?
自分より弱そうだからやったの?

私は、この程度で済んでよかった、
と安堵しましたが…。

今でも時おり思い出します。
余計なお世話なんですが
あの若い男性のことが気になります。


「仕返し」できたこの成功体験をもとに
「よし、これでいいんだ/できたぞ」と
学習してしまうと、

もしかしたらこの先、
同じことを繰り返してしまったり、
または、
さらにエスカレートしてしまう可能性も…
なんて、老婆心ながら思ってしまいます。


怒りは貯めない

発散することが大事、とその本にも書かれていました。

当たり前ですが、
「仕返し」は発散にはならないです。
当たり前? それほんと? と思い直しても
ほんとです(笑)


一気に頭にくる怒りも
ふつふつと湧き上がる怒りも
沈殿して溜まっていく怒りも

上手に向き合って
自分にはどう発散できるか、
または鎮めることができるか。

何か見つけておくといいですね。



✥昨日よりも今日
 またひとつ笑顔をふやしましょう!


最後までお読みいただき
ありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?