#だからそれはクリープハイプ

私とクリープハイプとの出会いは、中学3年生の秋
夜中のラジオだった。

その時私は学校に行けず、俗に言う不登校だった。
昼間に起きてテキトーな時間にご飯を食べてだらだら時間を過ごす。夜は眠れずラジオを流してひたすら目をつむる。
その夜も耳に入ってくる音楽を、声を、ただ聴いていた。
いつも通り流れてくる音楽。
曲が終わるとまた新しい曲が始まる。
誰が歌っているのかも分からない。
歌詞も見えない。
すると
優しいギターの音色が聴こえてきた。
「逆にもうブスとしか言えないくらい愛しい
それも言えなかった」
私はその一言で完全にこの歌に惹き込まれた。
「ごめんね 好きだよ さよなら。」
私は今までこんなに歌詞を噛み締めて歌を聴いたことがなかった。
一瞬でこの歌の言葉に惹き込まれたのである。
ラジオから聴こえてくる歌詞を聴き取り、メモをする。
そのあとメモした歌詞を調べてみると、この曲は
「愛す」と言うらしい。
1回目はラジオで聴いたので、2回目は歌詞を見ながら曲を聴いた。
何度聴いても良い曲だと思った。

そこから私はどんどんクリープハイプにハマっていき、高校3年生になった今は太客倶楽部に入会し、毎日クリープハイプを聴くほどの大ファンになっている。
あの日、いつものようにぼーっとラジオを聴いていたら。私はクリープハイプと出会えていなかったかも知れない。

あたしと出会ってくれてありがとう。
死ぬまで一生愛してるよ、クリープハイプ。




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