妹が書く『千葉敦子の思い出』
千葉敦子さんというジャーナリストがいらした。
1981年に「乳がんなんかに負けられない」という
ご自身の乳がん治療の体験記を出版した方。
ご自身のセミヌード写真を単行本の表紙に使ったことや
強い意志をもって治療に取り組まれたことなど、
大きな衝撃と影響を世の中に与えた本だった。
再発後、1983年にニューヨークへ移住し、
1987年に亡くなる直前まで新聞への連載を続けた。
4歳年下の妹さんが、
千葉さんとの幼少期から亡くなるまでの思い出を書かれている。
毅然と書き続けた千葉さんの生身なご様子が、
怜悧な文体で愛惜とともに伝わる。
凄い読みごたえ。
残念ながら、出版はされなかったようだけど、
アーカイブがまだ読める。
検索してもなかなか出てこないので、貼っておきます。
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