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執拗な「る」攻撃でバグる



小麦粉を水で伸ばしてタマゴ一個割って
フライパンで焼くんよ 父親が機嫌のいい日曜日の朝に作ってくれたんよ
マーガリンと練乳かけてさ食べんのよ
モチモチしておいしいね 貧乏くさいからってよく笑われたっけ 誕生日会に作ったら吉田くんにケーキじゃないのって
笑われたっけ エンガチョされたって
ブランコで靴飛ばしいつもオレが1番だったし駄菓子屋でベビースターくすねた
もうしちゃだめだよって見逃してくれた
ばばあに禊ぎより恥ずかしさの方が濃度を増して 手ぐせばっか悪くなって
誰も本気で叱ってくれないから
何が悪いことなのかわからなくなって
本当は哀しいことなんかなんもないのに
手ぐせで書く無傷のくせに痛がってばかりいる詩 量産する 
会場は息子たちが通った小学校の体育館
投票したって既成事実だけでなんかやった感だけ頂戴できる形骸化したシステム 
てんでばらばらに飛び跳ねる思考と書いてる本人ですらどこに着陸するのかわからないぶん回すだけぶん回して
遠心力だけを頼りに
口のまわりがなんだか甘い
舐めるベロの先端で感じる
懐かし過ぎて涙目になる
歳のせいだよきっと
あーやだやだ

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