波紋



水面に墨汁広がるじわじわと
どうにかしようとした行動が
さらに深みにハマる
春に傷ついたひとは
きっと夏になってもそのままだ
なにひとつ好転しない
昨日食べた焼きそばの皿は台所で
停滞しこびりついた紅しょうが
ちゃっかり感じ取ってしまう
不穏な前兆を
相殺する為にメダイにさわる
キッカリ33回 これで平気へっちゃら
ほったらかしにされたまま
やるべきことを先送りするから
不安ばかり絡まったイヤホンみたいに
ダマになってぐちゃぐちゃになって
期待するだけつらくなるから
なんとかなるってそんな慰め
なんの役にもたちゃしない
言ってる事とやってる事が違うじゃないか 生きててもどうせ死ぬから意味がないじゃないか 私に詩なんか書かせて
一体どうしろっていうのか
嫌われたくないのに嫌われてしまうじゃないか スマホの充電キリがないじゃないか また大事な所で断線するじゃないか
あなたを粗末に扱う者にどうして
そんなに好かれたいのか
あなたが死んでもなんとも思わない奴らの為にどうして
死にたくなるまで苦しまなきゃならないのか 熱暴走する右脳と左脳が血液が
グツグツ煮詰まって怒りでしか詩が書けないから 片っ端からケンカを売って
学がないから難しい漢字なんかつかんないよ 途端に嘘くさくなるから
文法がめちゃくちゃなんよ
そんなのわけワカメ
ずっと間に合わない課題が終わらない
あせった気分のまま大人になった
あーいやだいやだ 帳尻があわないそれならいっそ
ぶちまけろコーンフレークとグミのコーラ味と私の左腕の2箇所のあなぼこ
から溢れる鮮血とにゅるにゅる悶える
心太とスマホのメモ機能に打ち込んだ
大人気のないあいしてわたしだけをみてって黙殺しないでって
それだけが言いたいくせに
幼児性がぬけない比喩でよなよな
サボタージュしつつ
汗疹を掻きむしる4月
私を詩人なんかにして何がしたいんだ
あなたが深く傷ついてつくったものだから
顔もしらない誰かの傷を癒すんだよ
それは無意味じゃないよそれだけは絶対だ
あなたが大っ嫌いなその人もあなたのことを大っ嫌いだから心配すんな 
チョクで抉りたいなあなたの
触って欲しくない魂の急所を
私のも好きにしてかまわないから

あっ
プッチンプリン買うの忘れた
なんだよ
これっぽっちのことが癪に触る
そんな日もまああるか
笑止千万も甚だしい
声をだして
さあ笑え










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