した詩


妻が最近ずっとしてないねと言った
わたしはうーーんそうだっけ?
とかろうじて言う

お風呂がわいたのでお風呂にはいって
あがったら妻が夕ご飯の片づけをしていたので後ろからおしりをさわると
そういうのじゃないのよと言う
ずっとしてないからやり方忘れてしまったねとわたしがかろじて冗談っぽく言うとなんか食器をあらうのがあらくなって
妻は無言のまま背中がおこっているみたいで
出会ったころはあんなにしてたのにね
いっしょにお風呂にはいって
そのまましたり
オムライス食べてる途中でしたり
ケチャップついたままでしたり
ぷよぷよを一旦とめてしたり
ターミネーター3だか4を
ほとんど早送りしてしたり
トイレの便座上げたり下げたり
ちゃんとしてよって言われてもしたり
出来ない約束はもうしないでよって
怒られながらしたりネットで知り合った
女としたあとにしたり修羅場になってもぎこちなく気まずいまましたり詩でここまで書く必要なんかないのにもう書きたくないなと思いながらしたり脳梗塞と透析やってからもうしなくなったけど家族になったらしなくなったねってかろうじて言ったらそれも違うからって言われて
みてみてこんな詩書いたよって
妻に読ましたら
ほとんど病気だねってクスってして
よかったやっと笑ってくれた
やれやれこれで
坂本家の平和は守られた
無理矢理笑ってくれたんだろ
わかってる
わかってるって

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