しきべつ
誰でもいいわけじゃないよ
どうせどうせまたくる夕日
ひとりでみるのがつらい日に
やっぱりあなたがとなりにいたら
よかったけれどあなたもそうやって
思ってくれたら尚更よかったけれど
ままならないね人のおもいは誰にも自分ですらコントロールできないからね
こんなぶっ殺したくなる夕暮れも
一緒にみたいと
思える誰かがいるなら容易く手放してはいけないよ
かわりはいくらでもいるって
強がりでしか言えない言葉
そんなのみっともないだけ
守ってあげたい気持ちといますぐ守ってもらいたい気持ち半々で
眺める遠い国の不幸 こんな時はあなたがそばにいてくれたらどんなに心強いだろう かわいそうねっていいながら
わたしやわたしの大切な人たちに降りかからずに不幸がそれてよかったと
思ってしまうひとでなし
あなたならきっと
それでいいと信じ込まないでって
慎みなさいって叱ってくれただろうに
自分だけよかったらそれでいいはずなのに 顔も知らない会ったこともない人の悲劇にこころが
何故揺さぶられるのだろう?
そういう感情の過不足が
人間のいいところだって
寄生獣のミギーが言ってた
動揺と戸惑い
みんな同じように苦しくてつらいから
そんなにもういじめるな
この夕暮れもあの夕暮れも
どこも分断しないで連結してる
その色が何色に映っても
なんの問題にもならない
それぞれがそれぞれの場所で
ほらほら
またくる夕日
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