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ラスボスとの戦い

 この世が仮想現実世界だとする、自分なりの検証はできている(と思われる)。前回、トリセツを得て成功しているプレイヤーについて言及したが、そのことにより自分はトリセツを持っていないことに気付かされた。今までの人生では、なんとなくその場しのぎで切り抜けられたので、自分の中に特に体系化されたノウハウは無いに等しい状況にあると言ってよい。
 今この歳になって(職歴は長い。実年齢は秘す)、非常に苦労している実感がある。普通なら、これまでに培った実績やノウハウで難なく切り抜けられるであろう、この歳になってである。そして、食欲はなくなり、睡眠は浅くなり、何度も目が覚める。不安感、焦燥感、愁訴、落ち込みを経験した。体重も半年ほどで10キロ痩せてしまった。心療内科を受診すると「うつ状態」との診断書が出され、投薬と仕事を休むことが指示された。
 自分はファミコンやTVゲームをしたことがほとんどない。家族がやるのを観ている程度である。それでも、この世が仮想現実世界であり、人生が実はゲームであるということに気がついた。自分が自分のゲームの主人公であることも分かっている。しかしである。この辛い状況が打開できないで2年以上も経っている。うつ状態の診断書をもらってからは1年ちかくなろうとしている。未だに、薬の力を借りなければ(仕事をするうえでは)精神が保てない。
 これを書く直前にある人のNOTEを読ませていただき、コレがどうやら、ゲームでいう「ラスボス」であるということが分かってきた。ラスボスは、強い。単なる試行錯誤では倒せない。自分というキャラクターに備わっている「過去の栄光」は全く役に立つこともなく、むしろボケたと思われ、自分でもムリな戦いに無理やり駆り出されているとの自覚は満載である。
 ある時、「ゲームの管理者」と思われる存在からだと思われるが、「助っ人」が投入された。私は、この人が真の助っ人と確信して、全面協力している最中である。上手くいくか分からない。が、全くの無力だった自分に突如(私の努力ではなく)現れた大型新人(年齢も私よりかなり若い)とともに、ラスボスに立ち向かっている。相変わらず、トリセツはないが、何故かその助っ人がトリセツを持っているように感じられるのだ。

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