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読書記録#2 『一流の育て方』

こんにちは。
笹木みひろです。

早くも第2回の読書記録です。

今回も育児本です。


『一流の育て方』

今回手に取ったのは、ムーギー・キムさんと
ミセス・パンプキンさん著の『一流の育て方』です。

まず、みなさんは「一流」と聞いてどんな人をイメージしますか?

私は、
・頭脳明晰
・一流大学出身
・一流企業に勤めていて高収入
という人をイメージしました。

でも、本書では、こう定義しています。

自分にとって幸福なキャリア・人生を切り開く、リーダーシップ

『一流の育て方』

一流企業に勤めていようが、地元の中小企業に勤めていようが、
それが子どもにとって一番幸せな人生であれば
親にとってこれほど幸せなことはないでしょう。

将来、そんな幸せな人生を自分で切り開いていけるような子育て法を
膨大な数のアンケートやインタビューに基づいて紹介されています。

もしこれが、単に「頭のいい子の育て方」や、
「一流大学・一流企業に入れるための子育て法」の本として
紹介されていたなら、私は手に取らなかったと思います。

自分の過去の実体験と重なった『他の子どもと比べない』ということ

本書で紹介されている育児法の中で、
他の子どもと比較するのは御法度とされていました。

これについては、私も過去の経験から、
比べてもいいことはないと思っています。

他の子どもと言っても、兄弟姉妹も同じです。

私には少し年の離れた姉がいますが、
なにかとその姉と比べられていました。

「みひろは、姉に比べて顔も整っているし、頭もいい」
「姉はみひろに比べて、社交的で明るい」

容姿が整っていて、頭がいいのも
立派な長所なのかもしれません。

だけど、いつも姉とこのように比べられるのは
好きじゃなかったですし、
比べられることで自分の性格コンプレックスは
大きくなりました。

性格が明るくなくても
誰にだっていいところはあるはずなのに、
「性格は明るくないといけない」という先入観が
自分の中にすりこまれていったように思います。

実際私は、この歳になるまで自分の性格に
いいところなんてないと思っていましたし、
自分の得意なことにも自信が持てませんでした。

今、私が実際一人の子どもを育てているからこそ、
子どもの個性やいいところに気付いて
伸ばしてあげられないのはとてももったいないことだと
強く感じています。

自分と周りの人を比べるなんてまったく意味のないことです。

両親のことは好きですが、
この「比較する」ということに関しては
反面教師にしたいですし、
比べるべきは過去の自分であるということに
もっと早く気付かせてほしかったとも思います。

育児に正解はないけれど、育て方に迷ったときに読みたい本

子どもにもそれぞれ個性があり、
育児に正解なんてありません。

そういう理由から、私は今まで育児本を避けてきました。

でも、この本はその前提で書かれているので、
強制されている感じはありません。

自分の育児法に迷ったとき、
方向性を確認するための1冊として良書だと思います。


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