2023年度茨城大学理学部化学コース編入学試験体験記

茨城大学理学部化学コース編入学試験に合格しましたのでその体験を記します。茨城大学の理学部に編入をお考えの高専生や大学生に届けばうれしいです。


1. 試験の概要

編入試験は6/25茨城大学水戸キャンパスで行われました。私は茨城県に住んではいないので、前入りして前日は水戸駅南口から少し歩いたところの東横インに泊まりました。水戸キャンパスへは水戸駅からバスで3、40分くらい、バスでPASMO使えません。驚きました。
それはいいとして、試験科目は私は化学コース志望だったので化学と面接のみでした。時間は筆記が90分面接が20分くらいだと記憶しております。
また、大変募集人数が少なく理学部全体で4人しか募集していなかったので相当倍率は高いです。

2. 試験内容

筆記はいたってシンプルな内容で高校化学+大学の基礎有機化学というもの。私がとやかく言うより、過去問直近2年分については茨城大学理学部のページに出ているのでそれを見た方が早いので必ず見てください。「茨城大学 理学部 編入」で検索!この記事には私の偏見が大いに入っています。
具体的には大問が2つで構成されていて1では反応エンタルピーやルイス構造式を書かせる問題、加えて完全気体と実在気体のずれを圧縮因子を用いて説明させる問題。2は有機化学でアルケンのブロモ化の反応機構を示すものやアミノ酸の等電点を求める問題などごく基本的な、理解していないとまずい問題ばかりでした。
面接は試験官3人と私1人の3:1でそこまで変なことは聞かれず、志望動機や茨城大に入ってしたいこと、将来のビジョンなど、あとは得意な科目も聞かれました。
終始和やかでとても話しやすかったです。ただ暑すぎてジャケットなんか着ていられなかった。もう少し冷房を効かせてほしかった。。。
ちなみに面接のある編入試験ではスーツで行くのが無難ですよ。普段着ていない人は慣れておくこともお勧めします。当日試験会場には私服の人もいましたがやめた方がいいです。浮きます。

3. 結果

筆記: 自己採 96/100
  おおよそできていたとは思いますが何をとち狂ったのかα-アミノ酸同士の結合の名称をド忘れてしまい解答できずそこだけ落としました(泣)。他は特にミスがなかったので96としています。
面接: ??/?? 
  全くわからないですが、教授方の反応は良かったと思います。正直、聞かれている内容的に面接で合否を分けることは基本的にないでしょう。当たり障りのない、また普通に受け答えができていていれば大丈夫。
結果は一か月後に出て無事合格でした。化学コースからは私を合わせて二人の合格者が出ておりました。

3. 対策

そもそも前日までほかの大学の編入試験があったということもあり、筆記はほぼ勉強せずに行きました。しいて言うなら過去問を解きました。あとはほかの大学の対策を茨城大学への対策としてあてがいました。参考書は「演習で学ぶ 基礎の基礎」シリーズがお勧めです。あれはとてもよくまとまっていて、中身が見やすいです。(回し者じゃあないですよ)
面接も他大学の面接原稿をテンプレとして流用しました。ただ、茨城大学に編入している先輩の記事が少なかったため苦労はしました。だいたい、志望動機、茨城大学でやりたいこと、自己PR、入りたい研究室、最近気になったニュース、将来のビジョン、このくらいは少なくともここのみならずどこの大学でも聞かれうることなので対策していくとよいでしょう。

4. 併願校

併願校も面接で聞かれました。当然茨城大が一番だと答えましたが。これはもう様式美でしょう。
電気通信大学 情報理工学域 Ⅲ類
岡山大学 理学部化学科

5. 終わりに

正直倍率が高いことは知っていたので不安でしたが、試験問題が簡単で助かりました。
また、私は大学に編入しようと考えている高専生、大学生を応援しています。とにかく編入は情報戦です。情報を仕入れる経路が限られているのでうまく先輩方のブログなど活用してみてください。いち、大学から編入を成功させたものとして応援しております。
その他、何か編入のことなどで相談があったら私のTwitterのDMまで。
Twitter K.O (https://twitter.com/ThisisKyoichi)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?