東京マザーズクリニック出産レポ、入院4日目(退院)

コロナ禍での産後2日目退院×初産が実際のところどうだったのか?
結論から言うと、
「フルタイムでサポートしてくれる人がいるなら全然おっけー余裕、むしろ面会もできないからすぐ退院したい。でもいないなら詰む。確実に詰む。
といった感想です。

私の場合は、夫が転職間もない時期で育休が取られないのと、当初両親のサポートなしで乗り切る予定だったので、退院前夜と退院直後に産後うつになりかけていた、、、と思います。
その後、あまりに私のメンタルがやられていたので、実家の母が1ヶ月来てくれることになり、心身ともにもりもりと快復していきました。意識的に休まないといけない時期ではありますが、産後1週間程度も経てば会陰の痛みさえ皆無で超元気に。
実際お産はほぼ全く痛みがなく、会陰切開もとても小さく切っていただけたようで思ったより楽チン(痛み止めは経口薬だけではなく、強めの座薬も併用できる)だったので身体は比較的大丈夫だったのですが、母乳も出ていない・オムツ替えさえままならない時期の退院はなかなか精神的にハード。
夫はテレワーク中ですが、とは言えお仕事がある中、フルサポートはお願いできません。そして、出産当日にしか予約電話を入れることができない世田谷区の産後ケアセンターも、産後3週間目の第二希望日程でなんとか取れた状態。他のアウトソースサービスも、結局お願いしてもあまり意味なさそう、かえって疲れそう。という。

☆前日就寝前〜朝4時 深夜の母子同室、ギャン泣きフェーズ
母子別室を希望していたのですが、「最終日なので、育児で何が起こりうるのか慣れておいた方が良いです」との助産師さんの判断で母子同室に。
途端、それまで天使のように眠りこけていただけの我が子がギャン泣き!
ミルクでもない、オムツでもない、ボロボロの身体で立ってあやしてもギャン泣き。
優に3時間はギャン泣きが続き、ナースコールで預かってもらうことに。

☆朝4時〜7時 不安すぎて一人泣く
静かに寝ていた我が子がこんなになるとは露とも思わず、「育てやすそうな子だ」と思い込んでいた私。
「え、これ、毎晩続くの?無理じゃない?助産師さんなしでいけるの?」という思いがぐるぐると頭をまわり、慣れない病院ベッドで一人眠れず泣く。
一睡もできないまま、朝助産師さんと我が子が部屋に。
昨晩の様子を聞くと、やっぱり一晩中ギラギラでギャン泣きし、助産師さんが交互に立ってあやしてくれていたとのこと。。。連れてきてもらった我が子は、疲れたのかスヤスヤ眠っていました。

☆朝7時半 朝食
再度ギャン泣きが始まったところで配膳。すごく美味しかったけれど、心細さにまた涙ぐむ。
一通り荷詰めをする。面会がないので、自分で歩き回って荷詰めをしなくてはいけないのも切ない。

☆朝8時半 院長先生の診察
会陰の傷のチェックと、経膣エコーで子宮を確認。切開後の会陰に入れるのはこわかったけれど、そこまで痛みはなし。
同時に、助産師さんが必要な薬を聞いてくれる。痛み止めを座薬も含めて多めにもらう。
「順調なので退院ですね」と言われ、かえってがっかりする。。。

☆朝9時〜10時半 荷詰め・赤ちゃんお世話
助産師さんに育児を教えてもらえるのはこれが最後、ということで、赤ちゃんと2人の間に聞きたいことをメモして、助産師さんに会えるタイミングで聞きまくる。
が、助産師さんも大変忙しいので、ナースコールをしても忘れられていたり、なかなかつかまらず、、、。

☆11時〜12時 退院
夫がタクシーで迎えにきてくれることになり、本来は11時退院ながら夫の到着まで退室を延ばしてよいか聞いたところ、快諾。
タクシーはキッズタクシーでないといけないかな?とも思っていたのだけれど、タクシーを使う人は皆さん普通のタクシーで帰るとのこと。
最後のダメ押しで授乳や抱っこの仕方や爪切りの仕方等聞きまくり、部屋で事務処理をして、夫が到着。
入り口のお花の前で3人で写真を撮ってもらいましたが、もう心身ともにボロボロの上、育児で汚れたパジャマでの退院だったので、何とも遺憾でした。笑 次があれば、ちゃんと小綺麗にして退院したいものです。

退院後は昼間からメソメソと泣き続け、心配した夫がずっと赤ちゃんと私の部屋でテレワークをしてくれました。。
実家には「いろいろなサービスも使いながら、2人で乗り切る!」と啖呵を切っていたわけですが、結局そんな私を見かねて、翌日には実家の両親がきてくれることに。実際には100%頼れる良い外部サービスなんてないし(お金を払えば&とても早くに予約をすれば、マミーキャンプなんかは良いのかもしれませんね)、家事効率化グッズとか冷凍食とか念入りに備えても初めての育児はガタガタの身体と不慣れと不安から始まるし、旦那さんが育休をとるならまだしも一人では無理ですね。私には無理でした。
産後のメンタルの絶不調と、産後うつを覗き見た1日でした。「一人でも対応できそうな環境」ではなくて、ママが近しい誰かに甘え切ることができる環境をちゃんと整えておくことが大事だったんですね。

コロナ禍の中サポートしてくれた両親には感謝です。
ちなみに、一晩ギャン泣きモンスターと化していた我が子は、自宅に着いた途端沈静化し、その日の夜以降は全然1人で夜中対応できました。
お腹にいたとはいえ、ずっといた自宅は居心地がよかったのだろうか。。。

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