クラウドファンディングの始め方③

第3弾です。昨日の内容はクラウドファンディングに向けたチーム作りについて振り返ってみました。

今回のチーム作りについては、自分が本当の「産前産後の専門家」ではないため、(え、言ってなかった??)その道で活動している人の力を借りなければ成立しないとも思っていました。

小児整形外科なので、子どもが産まれてからはよく分かっていますが、妊娠中のママを診る機会はそれほどありません。そういった自分に足りない部分を補ってくれる仲間がいたことはとても力になりました。

では、今日はチームができてから先、どういうやりとりでプロジェクトが出来ていったのかを見ていきましょう。(Facebookを使っていたので、そのつもりで呼んで下さい)

プロジェクト骨格の作成

まず文章にするのではなく骨格をつくります。慣れている人は良いのですが、文章を一から作っていくと、気になるところを直しながらになってしまうので時間がいくらあっても足りなくなります。

まずは箇条書きで良いので、以下のポイントを書き出しましょう。

・困っていること(人)
・なにがもんだいなのか
・どうすれば改善できそうなのか
・必要な資金
・だれから集めるのか
・どういったリターンを用意するのか
・集まった資金の使い道

これくらい上げていきました。出ないところは空欄でも構わないと思います。

ここをみんなで統一しておくことで、その後の進め方がスムーズに行きます。これはその後何度も何度も直しましたが、初めは気にせず行きましょう。

Facebookグループのカバー画像の作成を依頼

ここで初めてメンバーに仕事の依頼を振りました。

カバー画像の作成です。グループメンバーのイメージを形にする作業をやってもらうことにしました。なんとなくのイメージを伝えて、やりたい人を募ってやってもらいます。

今回は3つくらい出してもらって、みんなで意見を出し合って決めました。仕事を上手く与えることで、グループに馴染む効果や、やりがいを感じてもらうことができます。そういった意味でも自分の苦手な仕事はどんどん投げていきましょう。

作ってくれた画像をみんなであれこれ言いながら手直しや調整を行い、納得して良いものができると愛着も湧いてきます。こうしてチームのまとまりもでてきます。

個人の考えを述べる場を用意する

アンケートや新しい提案の場を用意して、それぞれの発言を1回は行ってもらうと良いです。

1回も発言したことのない人は、チームにいたとしてもどんどん発言しにくくなってきます。そうなる前に「一言ください」とすすめてみてください。自己紹介を載せてもらったりしているのなんかも良く見ます。

リーダーはまとめる役目よりも、どんどん参加させ、知らない間にやる気にさせたり、方向修正していく力が必要なんだなと感じました。

発言に対してのリプを必ずつける

何か一つでも発言があればそれに対しての返信を行います。そうすることで、アクティブな様子を演出できるし、必ず肯定的な返信がされるとわかると発言のハードルが下がります。

その場合、メンション(@+名前)をつけることで通知が行くので、テンポが早くなります。ここお忘れ無く。

アクティブなスレッドには多くのメンバーが参加してより盛り上がるし、タイムラインの上位に表示され続けます。会話をおっていくことで、どういった話題がみんなの興味を引くのかを常に意識しながら運営していくのに役立ちます。

たまには動画やライブ配信、Zoomミーティングなど

ずっと文章ばかりだと飽きがきてしまいます。

人間誰しも想いだけでは続かないのは世の常です。
ここで思い切って動画で想いを述べたり、進行状況をライブ配信したり、意見を求めるのにZoomミーティングを開催してみたりします。

ただし、直接述べるのが難しい話題もあるので、その場合は必ずmessengerなどを補助的に使用して、個別に連絡を取ることが良い場合もあります。

文章では伝わらない本気度があらためて伝わる良い機会になります。


この様な配慮を常に持ちながらプロジェクトを進めていきました。

これってオンラインサロンでの流れと同じですよね。沢山の人数がいたとしても、それぞれをきちんと気持ち良くさせていく配慮。それが求められます。その考えはそのままクラウドファンディングの支援者に対してどの様にアプローチするかに繋がります。

今日はこの辺で。

中川将吾
小児整形外科専門ドクター

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