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インスタの闇について解説します。

今日はInstagramの闇について考えます。

そう。あれは『闇』を含んでいます。
なになに。いきなりどうしたの?今日はちょっとテンション違うんじゃない?と、思われた方。ぜひ最後まで一度目を通して自分の中の考えと比べてみてください。

元々のツイートに対して自分が反応したものです。

Googleなどの検索エンジンを用いたWeb検索に対して、現在まではホーム−ページやブログなどが結果としてヒットしてきますが、そこにinstagramなどが一番最初に表示されるかもしれないという記事です。

何か知りたい情報を検索する際に、instagramで行っている方が増えているという話は最近よく聴くようになっていますが、アプリを開かなくても検索できるようになるというわけです。

一見すると、良いことの様に思えますがここの何が問題なのでしょうか??

一般の方も含めて国民総発信時代と呼ばれる様になり、様々なSNSを通して情報発信が可能になりました。食や宿、様々な家電などの情報から始まり、ファッションや生活様式などもその中に加わりあらゆるモノがネット上での情報の対象となっています。

それは医療情報も例外ではないです。

個人の体験、「こうしたら良くなったよ」という経験談が医療情報としてinstagramで良く見られます。情報の正確性を語る上で、体験談はその精度が低いことがよく言われています。


インスタが信用できない理由

InstagramはTwitterと違うところがいくつかあり、医療情報を検索する上で、信用できない点があります。

・タイムラインが流れても検索で引っかかってしまう
・炎上しにくく、間違った情報でも残り続ける
・デザイン重視で中身は関係ない

タイムラインが流れても検索で引っかかってしまう
Instagramはフォロー数が多くなるとタイムラインなんて追っていられません。ほとんどがストーリーのチェックなどになってきます。その代わり、タイムラインが流れてしまっていても、ハッシュタグで検索を行うので、流れたものが引っかかってきます。その情報がいつのモノであれ、注目されることで、次回の検索でも引っかかる可能性が多く、デマ情報であったとしても上位に来てしまう可能性が高くなります。

炎上しにくく、間違った情報でも残り続ける
Twitterは間違った情報であれば、専門家からの指摘が入りやすいという特徴があります。しかし、Instagramでそういった場面をほぼほぼ見たことがありません。まず画像だけ見て流してしまうので、そこについている他の人のコメントまでは目を通さないからです。また、リツイート機能などもなく、誤情報の指摘がとても行いにくい作りになっています。

デザイン重視で中身は関係ない
たとえその内容が間違っていたとしても、デザインが良ければそれだけでなんとなく「いいね」が着いたりします。逆にデザインがよくない情報は見向きもされません。そういったバイアス(先入観)がとても入りやすいのです。

以上の様な理由からInstagramで医療情報なども検索し、それを信じてしまう人が多くなっていることがまずいなーと思っています。

どうしても集客や経営のことを考えてしまいますからね。
もちろん中にはきちんと調べて正しい情報を伝えている人もいます。
その判断が付きにくいのが問題なのです。

実名で行っていない場合。
実際とは違う確実な効果をうたっている場合。
派手な色で普通よりも目立つようにしている場合。

情報源をキチンと確認し、それらが信用できるのかを確かめないと、医療情報の場合は自分の健康にマイナスなことが起こる可能性もあります。

このことをよく覚えておいてください。

中川将吾
小児整形外科専門ドクター

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