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残るはリハビリメンバー

こんばんは!

9月に入り、あっという間に夏が終わってしまった気がしますがみなさまいかがお過ごしでしょうか。このままではあっという間に秋→冬と来てしまい、その次に春が来ます(当たり前)。

まだ開院まであと8ヵ月(2022年5月開業予定!)ありますが、うだうだ言っている暇はそうありません。


スタート時のスタッフが揃ってきました。いまのところの候補をここで発表いたします。

・事務員さん2人(1人は経験者)
・看護師さん2人(妻を含む)
・放射線技師さん1人(交渉中)
・薬剤師さん1人(希望)
・栄養士さん1人(お料理担当)

ほぼ最初に想定していたメンバーが揃いました。あとはリハビリ担当者をどうするかですが、こちらはスタート時の規模をどうするかにもかかってきます。

より多くすれば一気に患者は集まりますが、細かい調整が難しくなります。本来であれば徐々に増やしたいのですが、あとはタイミングですね。


リハビリと言えば今日のこれ。

どういう状況か説明しますね。

僕の専門的に診ている疾患である『脳性麻痺』。

産まれつき、または産まれてすぐに起こった脳の障害で自由な動きが困難な状態と言われています。

これまでは体の筋緊張というものが問題になり、それを緩めるために薬を飲んだり、リハビリで正しい動き方を教わったりすることで治療が行われてきました。

おそらくこの彼(高校生くらいかな)もそういった治療をこれまで受けてきているのだと思います。

キックボクシングという興味を惹かれる格闘技に出会い、その門を叩いたことがきっかけ。

初めは力の入れ方もわからず、立って動くだけで精一杯。

「上手になりたい」「もっとパンチ、キックが打ちたい」という想いから、体の動かし方を教わりながら自分で工夫している様子が伝わって来ます。

力を入れることのみならず、抜くところも自分の体で覚えます。

最後には片脚で体を支えながら体重の載ったキックを繰り出しています。


人間は動くときに一部だけを動かしているわけではありません。全身をコントロールする必要があります。それは頭で考えているわけではありません。考えながら動いていては、辞書をいちいち引きながら外国人と会話しているようなものです。


これは奇跡でも、この彼が特別であったわけでもないと思います。

リハビリの目標がこの動画の最後の状態であるとすれば、なぜ普通のリハビリではたどり着くことができなかったのでしょうか。

それはリハビリをやらされている感がどうしても残ってしまうからだと考えています。


とても良い例ですが、いままでのリハビリを学んできた人には理解できないことかも知れません。こういった試みをわがクリニックでもたくさん実践していきたいと思います。

そこで働くことになるスタッフの理想としては、面白いことに挑戦したい新人さん(学生)に出てきてもらいたいところです。もちろん初めは手技や関係性の作り方、計画の立て方など全くわからないでしょうけど、その他のことも含めて全部を知ってもらいます。

理学療法士として最高のできるPTになる一番の近道ではないかもしれませんが、どこでも経験できないようなオンリーワンのPTになれると思います。

中川将吾
小児整形外科専門ドクター

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