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小児整形外科医の考える本気の子育て(途中経過)

こんばんは!

あっという間の9月前半。そして子が産まれてからの3週間でした。いきなり生活のリズムが変わるので体調もなんとなく不安定になるし、そもそも仕事に向かう気力もなんとなく「ぽー」っとして上の空(それでもちゃんとやっています!)に。

まさに久しぶりの感覚に慣れるまで時間がかかりました。

神様がちょっと難易度を上げてきたのか、一般の人が考える赤ちゃんよりもはるかに小さく産まれてきた新しいわが子。体はひょろひょろ、頭も小さく、手足も枯れ木の様に細く弱々しい感じでした。

「なるほど。これは上手く触れないし、持てないわ」

そう感じるに十分な体験でした。


「さてと、この機会をどう活かすか」

そう考えて8月後半から挑戦が始まっています。


新生児期の問題①

それは睡眠不足ではないでしょうか。

度重なる授乳。2-3時間おきに起きて対応が必要。

「よし、この問題をなんとか解決してみよう!」と意気込んで構えていましたが、気付いてみると

「ZZZzzzzzz。。。。。」深い眠りに落ちて全く起きません。

完全なる役立たずです。

お母さんはどうして起きれるのでしょうか。不思議です。


夜は役に立たないので、日中に変わってあげてお昼寝をさせて上げる方針にしました。これはなんとなく上手くいっていると思います。たった2時間程度でも、まとまった睡眠がとれると違ってきます。

昼夜逆転をしないように朝は一緒に起きます。そしてお昼寝を挟んで夜に備える。

ここでもフリーで仕事している利点が出てきます。

思い返すと前回4年前もフリー(大学院生)でした。狙っていないけどそういうタイミング。働きながらだとかなり大変だなと再確認しています。

なにかのサービスでこの代用をするとすると、やはりベビーシッターや家事代行かな。でも、生後1ヵ月以内に他人に任せるのも勇気がいりそう。


新生児期の問題②

お風呂問題です。入れるのはなんてことない。いまはまだ小さいのでどこでも洗えます。

ゆっくりお風呂に入れないことの方が問題。上の子と一緒に入るとなると大変なので、自分がその役目を引き受けることが多くなっています。

時間のやりくりを決めて、交互にお風呂に入る。これも経験していたからこそできることであり、帰りが遅かったり、お風呂に入れ慣れていないパパであったりすると大変です。


新生児との遊び方

新生児のときの反応を見れるのは今しかないのでここも大切です。

帰ってきたばかりはまだまだ全然動けずにぐったりでしたが、1週間くらいたつと少しふっくらしてきて動きも力強さが出てきます。

2週くらいになると起きている時間も少しハッキリしてくるので遊び始めます。体勢を変えたり、いろいろな物を触らせたり、鏡を見たり。自分と他人、外の世界を体験させます。

抱っこしたまま後ろに倒れてうつ伏せを経験させ始めたのもこのくらい。

初めは怖がっていたけど、直ぐに適応。そうなるとなんだか気持ちよさそう。慣れてくるとキョロキョロ顔を上げて周りを見渡す。

手を見つけたり、目線の向け方を学んだり。新生児のうちからできることがどんどんありそうです。

いやー、勉強してきたことを実践出来た喜び。これからもいろいろ経験していきます。

クリニックができると、こういった赤ちゃんの触れ方講座なんてのもやってみたいな。

中川将吾
小児整形外科専門ドクター

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