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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する日本生殖医学会からの声明

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する日本生殖医学会からの声明(4/1更新)

日本生殖医学会が医療者に向け、次の通り声明を発表しました。今後、クリニックや病院がこの声明を基準にして、対応方針を表明していくことが予測されます。不妊治療中の方は、おかかりの医療機関の状況を随時確認してください。

▼結論

「国内での COVID-19 感染の急速な拡大の危険性がなくなるまで、あるいは妊娠時に使用できる COVID-19 予防薬や治療薬が開発されるまでを目安として、不妊治療の延期を選択肢として患者さんに提示していただくよう推奨いたします。」

「既に調節卵巣刺激を開始し採卵を予定している患者さんについては、胚凍結の上で上記の状況を踏まえて胚移植時期を検討してください。胚移植を予定している患者さんについても同様の検討をおねがいいたします。」

人工授精、体外受精・胚移植、生殖外科手術などの治療に関しては、延期が可能なものについては延期を考慮してください。」

▼背景

・新型コロナウィルス(COVID-19)が妊娠、特に妊娠初期の胎児に及ぼす影響は明らかになっておらず、母体から胎児への感染の可能性は不明。

・妊婦のCOVID-19 の感染リスクが高いとはいえない一方、感染した場合の重症化の可能性が指摘されている。感染時に使用される治療薬には妊婦に禁忌の薬剤治療が試行されていることから、不妊治療による妊娠が成立したあとの COVID-19 感染への対応に苦慮することが予想される。

・受診や医療行為に関連した感染の新たな発生も危惧されます。

▼ご相談を希望される方へ

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