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不妊治療は「不要不急の外出」に含まれる?

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、各都道府県から「不要不急の外出を控える旨の要請」が出されています(2020年3月26日)。

「不要不急の外出」とは、「日常生活に必要なこと以外の外出」を指します。例えば、趣味やレクレーション、日程が延期できる飲み会、報告中心の会議などは「不要不急」な外出の範囲に含まれます。一方、日用品の買い物、機密情報を扱う出勤、通院は必要な外出の範囲に含まれます。

では、不妊治療のための通院はこの「不要不急の外出」に含まれるのでしょうか。これは非常に判断が難しいところです。なぜなら不妊治療は、患者当人の生命や健康、生活の維持に影響する疾患の治療ではないからです。しかし、患者当人の人生にとって非常に重要な治療です。例えば、体外受精中の方はこれまでお金・時間・体力気力をかけて頑張ってきたわけですから、採卵や胚移植のタイミングを1周期でも逃したくないと考えて当然です。すると、患者当人にとって不妊治療のための通院は必要な通院と考えられます。

▼通院を検討するとき大切にして欲しいこと

あなたが既にウィルスを持っており、周囲に拡散する可能性は0ではありません。通院するために外出し、あなたが感染する可能性も0ではありません。もしも受診しているクリニックでウィルス陽性患者さんがいた場合、当該クリニックの機能が停止する可能性があります。

多くのクリニックでは、現状に鑑みて患者様へのメッセージをホームページ上に掲載しています。多くのクリニックでは以下の3点を強調しています。

・来院前に必ず体温測定を行い、37.5℃以上の場合は来院を控えること。
・熱がなくても咳・鼻水の症状があったり、体調がすぐれない場合は来院を控えること。
・最近の海外渡航歴がある場合や、感染者と接触した可能性がある場合は、症状がなくても来院を控えること。

通院を検討する際は、必ずクリニックのホームページを確認してください。迷った時にはクリニックへ直接問い合わせましょう。

▼新型コロナウィルス感染拡大防止措置に伴う、妊活の不安に寄り添うサービスを

株式会社ファミワンでは、2020年3月28日(土)~4月末までの申込みで、妊活コンシェルジュサービス『ファミワン』の自由相談チケットを無料にて提供いたします。ご利用方法に関してはこちらをご覧ください。 
 『ファミワン』の妊活相談では、LINEでの自由相談が可能です。 不妊症看護認定看護師や臨床心理士、胚培養士などに相談できます。新型コロナウイルスに関してのご質問、クリニックでの妊活の中止・継続に伴う自宅妊活の方法、妊娠初期の不安・症状の質問も可能です。
 新型コロナウイルスが妊娠に与える影響としましては、医療関係者でもわかっていないことも多く、ご希望通りの回答ができない場合もございます。弊社で知りうる限り正しい情報をご提供しますので、不安に思っていること、心配なことなどご質問ください。

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